ダーツボードの話

最短でAフライトになるための自宅練習用ダーツボードの選び方

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この記事では私が『Aフライト』になるためにフル活用した練習アイテム『自宅用ダーツボード』について書いていきます。

最適なダーツボード選びが出来れば、初心者だけじゃなくAフライトを維持したい人、Aフライトから先を目指したい人にも絶対に役立つこと間違いなしです。

目次

ダーツ上達の秘訣は『毎日練習』

ダーツはとてもセンシティブな競技です。

ほんのちょっとダーツが指に引っかかる感覚が違うだけでブルを外し、シングルさえもキープできなくなってしまうことがありますよね。

わずか数十グラムの矢を、毎回同じフォーム、同じ力で投げ続けなければいけないのがダーツですから、上達のためには自分の中で『迷いのない絶対的に信頼できるフォーム』を作り上げないといけないわけです。

そして逆に言えば、この正しいフォームさえ固まってしまえばAフライトはすぐそこ。

そんなダーツのフォームづくりを支えるシンプルな方法は『毎日の練習』をおいて他にありません。

01のアレンジとかクリケの攻め方とか勝つために覚えるべきことはいろいろありますが、これは正確に投げることが出来て初めて意味を成します。

だからこそ、『毎日投げられる環境』を作ることが練習の絶対条件なんです。

フォームづくりは自宅練習で

ダーツ上達のベースになるのは絶対的に『自宅練習』です。

毎日ダーツバーに通うことが理想ですが、現実的にはなんらかの事情でダーツバーに行けない日も絶対ありますからね。

ちょっと投げない日が続いただけで感覚に狂いが出るのがダーツですから、ほんとうは毎日投げたい。

それを実現するには、やはり自宅にダーツボードを設置するのが一番効果的です。

さらに効果的なのは「毎日01を〇回」などのノルマを決めて、スタッツをメモしてグラフにしていくこと。

オンラインのソフトダーツマシンはスタッツを記録してスマホでいつでも見ることが出来ますが、自宅練習も記録が大事なんです。

自分の成長曲線を直接見れますから、上手くなってる実感がさらにモチベーションに繋がります。

自宅練習用ダーツボードの選び方

毎日投げるためには自宅用のダーツボードが必要です。

そして練習用ダーツボードには(ここではあくまで「ソフトダーツ」の練習用として書きますが)特性的に大きく分けて2種類、『ソフトボード』『ソフトサイズのハードボード』があります。

自宅の設置環境や騒音耐性によって適したボードが変わってきますから、ここからは詳しく掘り下げて見ましょう。

ソフトボード

プラスチック製のセグメント(各スコアブロック)で構成されたダーツボードが「ソフトボード」です。

お店に置いてあるような大きいダーツマシンの『的部分だけ』みたいな感じですね。

セグメントにはダーツマシンと同じようにソフトダーツのチップが刺さるための無数の穴が開いています。

ソフトボードのメリット

投げるときには必ず的を見て投げるわけですから、視線の先にあるボードがいつものダーツマシンに似ているというだけで感覚を養うためには結構重要です。

ソフトボードの多くはDARTSLIVE系の青っぽいカラーリングかPHOENIX系の赤っぽいカラーリングで作られてますから、自分がよく使う方のカラーリングに合わせて選ぶとなおマシンに近い感覚で投げられるでしょう。

ボード本体は薄くて軽い作りがほとんどですから、設置する壁やラックの強度もそんなに心配しなくていいいのもメリットと言えるでしょう。

価格も安めな場合が多いです。

ソフトボードのデメリット

セグメントはひとつひとつが独立したパーツなのでそれぞれにちょっとずつクリアランス(隙間)があって、ダーツが刺さった時にボード全体が揺れ、「ガシャッ」っと結構大きな騒音が出ます。

さらに本体が軽いので揺れが大きく、壁の薄い集合住宅ではかなり気を使うことになるでしょう。

本体を分解してセグメントにひとつずつクリアランスを埋めるためのテープを巻いたり、重量を重くして揺れづらくするために粘土などの重りを仕込むことも出来ますが、騒音の軽減効果にも限界がありますしこの作業自体が結構な手間になってしまいます。

ソフトボードのデメリットとしてある程度の騒音は覚悟したほうがいいでしょう。

ソフトサイズのハードボード

ハードダーツはソフトと違って尖った金属製の針のようなチップを使います。

そしてボード自体は金属製のチップを受け止めるために麻などの植物性の繊維で出来ています。

本来、ハードダーツのボードサイズはソフトダーツよりも一回り小さく出来ているんですが、同じ素材でサイズだけソフト用に作られたのが「ソフトサイズのハードボード」です。

※ダーツボードのサイズ
ハードダーツは13.2インチ、ソフトダーツは15.5インチのダーツボードを使用します。
スローラインまでの距離もハードは237cm、ソフトは244cmと違います。
使用するダーツもハードは金属のニードルチップ、ソフトはプラスチックのソフトチップ。
ソフトダーツ練習用なら『15.5インチ』のボードを探しましょう。

ソフトダーツの練習用として作られてるのでカラーリングもソフトボード同様、ダーツマシンのカラーリングに近いものがラインナップされてます。

素材の違いからソフトボードよりもズッシリと重量があるので、取り付ける場所にはちょっと気を使った方が良い場合もあります。

価格的にはソフトボードよりはちょっと高めですが、とはいえ充分安い商品もありますし、自宅練習用にはむしろ傷んだら頻繁に買い替えることのできる安めのボードがおすすめです。

ソフトサイズのハードボードのメリット

ハードボードはダーツが刺さった時の音がとても静かです。

しかもボード自体に重量があるのでダーツが刺さったくらいの衝撃では揺れづらく、盤面の素材自体がクッションのような役割もするので刺さった時は「ストッ」って感じの小さい音しか出ません。

アパートやマンションなどの集合住宅でお隣さんが気になるなら、ハードボードの方が騒音面で絶対的に安心です。

ソフトサイズのハードボードのデメリット

ハードボードのデメリットと言えば重量くらいでしょうか。

あとは各スコアを金属のワイヤーで区切っているものが一般的で、どうしてもブル周辺は金属ワイヤーが密集するのでダーツが弾かれやすくなります。

また盤面の素材は植物性の繊維がぎっしりと詰まっているため、矢がまっすぐきれいに刺さらないと盤面にダーツが弾かれることがちょっと多くなると思います。

ハードボードを使用するときはチップをスチールチップに差し替えて使用しますから、弾かれると床や壁に穴が開くことも。

ただし、素材の密度をあえて落としてソフトチップをそのまま使用することが出来る商品もありますし、周囲の壁をカバーするパーツなどもラインナップされていますのでそれほど心配は要りません。

自宅練習に適したボードはどっち?

自宅練習に適したボードを探すなら、圧倒的に「ソフトサイズのハードボード」をおすすめします。

自宅で練習する際は早朝や夜が多くなりますから、騒音が何よりも問題になります。

それでも気兼ねなく投げられるのはやはり「ソフトサイズのハードボード」でしょう。

さらに言うと、ソフトボードはセグメントの穴にチップがすべりこんで刺さるので、刺さった際のダーツ姿勢は常にまっすぐです。

対してハードボードはダーツの飛び方に乱れがあると曲がって刺さったり、弾かれて刺さらなかったりします。

これが練習の意味ではとても効果的で、自分の矢の飛びがキレイか汚いかの判断材料になるんですね。

理想は放物線に沿ってダーツがまっすぐに飛ぶことです。

【まっすぐに飛ぶ=空気抵抗によるロスが少ない=毎回同じように投げられる】ということですから、正しいフォームを作るためには絶対に意識したいポイントなんです。

 

これらのことから、「騒音が気にならない」「飛びのキレイさが身につく」という点でハードボードの方が練習用としては圧倒的に優れている、と言って良いでしょう。

ちなみに、練習用途でハードボードを買う場合は『安さ』も重視して買いましょう。

数多く投げていると盤面の麻はボロボロになって刺さりにくくなります。

ソフトダーツでもっとも狙う場面が多いブル周辺は上手い人ほどボロボロになるのも早い。

値段によって耐久性の違いはありますが、練習すればするほどどのみちボロボロになりますから、経験上、ある程度傷んで来たら買い替えてしまった方が良いんです。

高級品を買って、もったいなくて投げられないのは本末転倒。
バンバン投げてバンバン買い替えましょう。

おすすめの練習用ダーツボード

ソフトボード

『D.CRAFT Professional Board SATURN-S』

15.5インチのオーソドックスなソフトボードで、必要充分にして最低限のボードです。

練習用ですから余計な装飾はハナから必要ありませんし、安いので壊れても買い替えが容易です。

騒音に関しては、メーカーの説明では『衝撃吸収パッドによる静音設計』とありますが、過度の期待は禁物です。

『DARTSLIVE-ZERO BOARD』

created by Rinker
ダーツライブ(DARTSLIVE)

サターンSよりは1ランク高い価格帯の15.5インチソフトボードです。

ダーツマシンメーカーのDARTSLIVEからのリリースなので、見た目も雰囲気も本物のDARTSLIVE感を味わえるのが最大の特徴です。

セグメントの専用設計によって高い静音性を実現しており、アマゾンのレビューを見ても『静かさ』を実感している人が多いようです。

ボードの周りに「サラウンド」と呼ばれるアウトボード対策のクッションが付いているのもうれしいところ。

『DARTSLIVE-200S』イチオシ!!!

練習用ダーツボードは安い方が良いと書きましたが、気分が上がるのは間違いなくコレです。

DARTSLIVE200S

暗くてわかりづらいですが、設置するとこんな感じです。

中華製の安いタブレットを買って200S専用機として運用することも出来ます。

基本的に練習用ボードの場合はスコア計算機能は無くて良い、むしろ邪魔になることの方が多く、スマホやPCの無料アプリでいくらでも代用できます。

中途半端な計算機能が付いていても故障リスクが高いだけ。

ですが、この「DARTSLIVE200S」はBluetooth接続でDARTSLIVEのプレイ画面、アワードの表示をそのままスマホやタブレットに連動して表示することが出来るので、ダーツバーと同じ感覚で気分を上げて投げられます。

練習用としても『ロボ対戦機能』がついていて、自分のスタッツと同じレベルのロボとの対戦が本当に白熱して面白く、練習に熱が入ります。

「ストイックな練習」というよりは「実戦形式の練習」になるのでフォームづくりという目的とはちょっと違ってくる場合もありますが、ある程度の実力がついたうえで『01のアレンジ』『クリケの攻め方』などの戦略も交えた練習がしたいなら本当にオススメです。

ソフトボードなのである程度の騒音は出ますが、作りがしっかりしているので「うるさい」と感じるレベルではありません。
気分を上げるために音量を上げてプレイ出来る環境があるならダーツが刺さる音なんて全く問題ない範囲です。

絶対的にイチオシです。

ソフトサイズのハードボード

『EMBREM Queen WIRELESS』鉄板!

15.5インチのソフトダーツサイズのハードボードです。

静音性に関してはソフトボードよりも断然優れていて、練習のしやすさでは断トツでおススメ。

ストイックに毎日投げたいなら絶対にこれを買うべきでしょう。

筆者も長年、何回も買い替えながら愛用しています。

『WIRELESS』は金属ワイヤー(スパイダー)が無いモデルで、ダーツがワイヤーにあたって弾かれてしまうことがありません。

気兼ねなく毎日投げたい練習用ボードとして申し分ありません。

ちなみにこのエンブレムクイーンは、『ソフトチップでもきちんと刺さります』

ソフトチップの先が曲がってきたりしたらこまめに取り換える必要はありますが、コンバージョンポイントプだと感覚が違うから嫌。という人でも問題なく使用できます。

「ソフトチップでも弾かれない=ダーツがまっすぐ飛んでいる」ってことでもありますし、ソフトチップなら弾かれても床に穴が開かないので安心。

ガチ練習なら絶対これです。

ダーツボードスタンド

『DYNASTY ダーツボード設置専用スタンド DY01-BK』

合わせて用意したいのがダーツボードスタンドです。

ダーツボードを壁に直接取り付けるのは賃貸だとさすがに気が引けますが、スタンドがあれば壁を傷つけずに安定してダーツボードを設置することが出来ます。


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