『NURO光の回線品質がひどい。』
Twitter界隈での盛り上がりを見て自宅回線（NURO）を計測した結果、パケットロスが発生しまくっていた事実が発覚。
▶NURO光実測 自分はラグい？ラグくない？
早々にNUROに見切りをつけてビッグローブ光と契約した結果、回線の安定性は以下のようになりました。
NURO光とBIGLOBE光の計測結果
戸建て回線、有線接続のPCで計測しています。
NUROからビッグローブへ回線を乗り換えた以外に環境の変化はありません。
平日19時～22時近辺
NUROは盛大にパケットロスが発生。
平日にもかかわらず21時台には10％に迫る勢いで通信を捨てています↓
BIGLOBE光はパケットロスが全く発生しない↓
週末19時～22時近辺
週末のピーク時のNURO。
ついにパケロスは10％を超えました↓
週末ピーク時のBIGLOBE光。
混雑時もパケットロスは0％を堅守↓
NURO光とBIGLOBE光の比較・評価
速度はNUROの方が速い
ここでは計測画像は掲載していませんが、私の環境では単純な速度で言えばNUROの方が出ています。
ちなみに速度の計測結果を掲載しないのは、速度比較にはあまり意味が無いと思っているから。
というのも、ビッグローブ光を含む『光コラボ』系の回線はすべてフレッツ光の回線を使用しているため、プロバイダーによる速度の違いは原則として無いらしい。
違いがあるとすれば戸建て/マンションのタイプ違いや基地局からの距離などの立地条件、IPv6対応かどうかなどの機器や規格の差なので、個別の計測結果は回線評価とはあまり関係が無いということになります。
『フレッツ光＆光コラボ』vs『それ以外（NUROも）』の比較でいえば、我が家の条件ではNUROが勝っていたというだけのこと。
とはいえビッグローブ光も実用的に全く問題ない速度です。
安定性はBIGLOBE光の圧勝
安定性（ここではパケットロスの発生頻度）ではビッグローブ光（光コラボ系）の圧勝という結果になりました。
NUROのパケロス発生率約10％に対してビッグローブ光は0％ですから、比べるまでもありません。
ゲーマーにはNURO光はおすすめできない
オンラインゲームの通信に必要な速度は数Mbps程度だと言われています。
「グラフィックが進化して通信量も増えている。」と勘違いしている方もいらっしゃるようですが、基本的にプレイ中の通信は位置情報やステータス情報などの軽いものばかりです。
それよりも、パケットロスで相手の位置情報が飛んだり、通信エラーが頻発したりすることの方が致命傷なので、ゲーマーのネット回線に必要なのは速度よりも安定性ということになります。
その意味では（私の環境では）NURO光はゲームに不向きということが言えます。
なぜNURO光はダメなのか
受け売りですが、NURO光はNTT回線（フレッツ光&光コラボ系）とは一線を画す独自回線業者で、ダークファイバ―と呼ばれるNTT回線の空き回線を使用することで成り立っているそうです。
利用者が少ないダークファイバ―を利用することで混雑を避けて速度が出せる、というイメージ。
（ちなみに通信規格の違いもあるそうです。）
3年前、私がNUROを契約した当初は確かに早くて快適でした。
が、直近ではタレントを起用した大々的な宣伝や大幅な料金割引キャンペーンの効果もあって利用者が急増し、おそらくキャパを超えてしまったのでは？
結果、ピーク時の速度の落ち込みやパケットロス頻発という脆弱性を露呈してしまったのではないかと素人ながらに推測しています。
ということは、NUROが評判を落としまくってユーザーが減りまくれば、また過去の栄光が蘇ることもあるかも知れない・・・？とも思いますが、いつになるかはわかりません。
乗り換えるならコラボ光系が良いかも
先述の通り、フレッツ光＆光コラボ系のネット回線であれば基本的に回線品質に大きな差は生じません。
NURO以外の穴場的な独自回線を見つける手もありますが、口コミだけで探すのは至難の業なので大手で安パイなフレッツ光＆光コラボ系が手堅いでしょう。
で、回線品質も利用料金も似通ったコラボ光系のなかでどれを選ぶかは、スマホとのセット割に着目してトータルで安くなるところを選ぶのが正解っぽいです。
私のスマホはLINEMOでネット回線とのセット割が無いので、単体でもそれなりに安いビッグローブ光を選びました。
光コラボ回線を一括で比較できるサイトもあるので参考までに。
▶【光コラボ比較ナビ】
フレッツ光＆光コラボなら回線工事不要で乗り換えも可
ネット回線を安く使う裏技的な話で、フレッツ光＆光コラボ系回線から同じくフレッツ光＆光コラボ系への乗り換えは回線工事が一部不要になるようです。
ということは、契約時の割引キャンペーンが終わったら別会社の割引キャンペーンへ「はしご」するという裏技もあり得る、ということですね。
とはいえ手続き諸々がめんどくさいので、実際にやるかどうかはあなた次第です。