ゲーミングPC超初心者向けに
『ゲーミングPCと普通のパソコンの違い』
『ゲーミングPCの選び方』
をなるべく簡単な言葉で解説していきます。
ゲーミングPCと普通のパソコンの違い
ゲーミングPCは『ゲーム専用のPC』ではない
パソコンは主に
- CPU ・・・演算処理装置。パソコンの頭脳。
- GPU ・・・描画処理装置。画面を描く絵かきさん。
- メモリ ・・・一時記憶領域。要するに作業スペース。
- ストレージ ・・・データ記憶装置。本棚。引き出し。
- マザーボード・・・回路基板。すべてのパーツを繋ぐ母なる大地。
- 電源 ・・・動力供給源。エレクトリカルパワー。
- ケース ・・・外装。外箱。
というパーツで構成されています。
もちろんゲーミングPCでも普通のパソコンでも基本的なパーツ構成は一緒です。
ゲーミングPCは決して『ゲーム専用のPC』ではありません。
では、一般的に言うゲーミングPCとは何なのか。
これは簡単に言えば『ゲームに必要な性能を強化したパソコン』です。
強化してあるだけで機能自体は普通のパソコンにも備わっているものばかりなので、当然ゲームに限らず普通のパソコンとしても使えます。
『普通のパソコンよりも高性能なパソコン』とも言えます。
ゲーミングPCの特徴
ゲーミングPCに必要とされる機能として代表的なのは『GPU』。
高性能なGPUを搭載し、描画性能に優れていることがゲーミングPCの特徴です。
ちなみに、普通のパソコンにも当然GPUは搭載されています。
GPUが無いとモニターに画面を映し出すことが出来ません。
なかでも一般的なのが『Intel HD グラフィックス』など、CPUと一体搭載された内蔵グラフィックチップと呼ばれるGPUです。
対してゲーミング用途では高度な3DCGなどを描画する必要があるため内蔵グラフィックスでは性能不足を感じる場面が多く、PU一体型ではなく別体のパーツとして高性能GPUを搭載する必要があります。
この別体パーツがいわゆる『グラフィックボード』で、ゲーミングPCとは高性能GPU(グラフィックボード)を搭載したパソコン、と言い換えることが出来ます。
なお、あくまで『代表的なのはGPU』と前置きした理由は『GPU以外も一定以上の性能である必要があるから』です。
高性能GPUを稼働させるためには一体型グラフィックチップよりも多くの電力を消費します。
そしてGPUと並行してゲームプログラムを処理するCPUも高性能である必要があります。
また複雑なゲームであれば使用するメモリ領域も多く、インストールのためのストレージ領域も必要になります。
高度なPCゲームプログラムを処理するために、GPUをはじめとする各種性能を強化したパソコンがゲーミングPCである、という事です。
ゲーミングPC購入時の注意点
パソコンメーカーにも種類がある
まず考えたいのがパソコンメーカーです。
国内の有名どころで言うと『NEC』や『富士通』、海外では『Dell』や『HP』、さらに最近CMでよく見かける『マウスコンピューター』など数々のメーカーがありますが、実は根本的に違う点として、メーカーには種類があります。
ザックリ分けると以下のようになります。
- NECや富士通などに代表される国内家電メーカー系パソコン
- DellやHP、レノボなどに代表される海外メーカー系パソコン
- ドスパラやマウスコンピューターに代表されるBTOショップ系パソコン
- Apple Mac
国内家電メーカー系パソコンの特徴
国内家電メーカー系パソコンは、ビックカメラやヨドバシカメラなどの大手量販店でよく見かけます。
なのでパソコンに詳しくない層が最もピンとくるメーカーだと思います。
が、国内メーカー系パソコンはおすすめできません。
ほぼ使わないであろうプリインストールのアプリケーションが多く、さらにそれらのアプリケーションがバックグラウンドで動いていたりするので動作が重い。
さらにこれらの不要アプリケーションや無駄なデザイン、販路経費などの価格が上乗せされているから、性能の割に値段が高い。
ゲーミングPCに限らず、パソコンを購入するときに国内家電メーカー系のパソコンは避けた方が良いでしょう。
海外メーカー系パソコンの特徴
最近は家電量販店でも取り扱いが多くなった海外メーカー系のパソコンは、国内家電メーカー系に比べれば不要なプリインストールアプリも少なく快適です。
価格設定も使用されているパーツや性能面が素直に反映されている印象があるため、候補に含めて良いでしょう。
BTOパソコン
BTOとは『Build to Order』の略で、主に受注生産のパソコンを販売するショップをBTOショップ、そこで販売されるPCをBTOショップ系パソコンと呼びます。
そして、ゲーミングPCを購入するなら絶対におすすめなのがこのBTOパソコンです。
BTOメーカーのパソコンは、ベースとなる完成モデルから細かくパーツをカスタマイズすることが可能。
そして価格面でも一般的な国産家電メーカー系パソコンに比べてかなり割安です。
Apple Mac
ゲーミング用途が目的ならMacは避けましょう。
PCゲームタイトルは基本的にWindows対応です。
中にはMac対応のものもありますが、選択肢は極端に狭まってしまうでしょう。
【国内家電メーカーとBTOの価格差】ここで取り上げるのはあくまで一例ですが・・・ビックカメラ.comで2019年10月9日時点で売上2位の『NEC製 LAVIE』を例にするとNEC LAVIE ▶スペック・・・Core i7 8565U、Intel UHDグラフィックス620、メモリ8GB、HDD3TB ▶価格・・・¥181,270(税込)同価格帯のBTOパソコンを例にするとドスパラ GALLERIA XF ▶スペック・・・CORe i7 9700K、RTX2070SUPER、メモリ16GB、SSD512GB+HDD2TB ▶価格・・・¥178,980(+税)簡単に言えば、同じ18万円前後の価格設定でLAVIEはもっさり動作でゲーム不可、GALLERIA XFは超速CPU&GPUでゲーミングPCでも上位のスペック。※他の構成パーツに違いがあるため一概に比べられるものではありません。あくまで記者の主観です。
おすすめのBTOショップ
BTOショップは数多く存在しますが、ここでは国内生産でアフターフォローの水準が高い『ドスパラ』をお勧めします。
ゲーミングPCを展開するBTOショップの中でもコスパが良く、ゲーミングPC初心者~上級者まで幅広くおすすめ出来るメーカーです。
国内最大手の販売実績と充実したアフターフォローも受けられるため、どこで買うかに迷ったらとりあえずドスパラを選んでおけば間違いありません。