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高リフレッシュレートのゲーミングモニターが上位を占める2022年12月の液晶ディスプレイ売り上げランキング

家電量販店やECサイトのPOSデータを集計した『BCNランキング』より、2022年12月の液晶ディスプレイランキングから最近の人気モニターを調べます。

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2022年12月 液晶ディスプレイ月間売れ筋ランキング

順位製品名サイズヘルツ価格
1位【IOデータ】
GigaCrysta
EX-LDGC242HTB
23.6inch
1920*1080
144Hz¥23,500
2位【BenQ】
ZOWIE XL2411K
24inch
1920*1080
144Hz¥33,273
3位【acer】
QG241YPbmiipx
23.8inch
1920*1080
165Hz¥17,657
4位【acer】
KA220HQbid
21.5inch
1920*1080
75Hz¥9,981
5位【acer】
KG221QAbmix
21.5inch
1920*1080
75Hz¥10,981
6位【IOデータ】
GigaCrysta
EX-LDGC252STB
24.5inch
1920*1080
75Hz¥17,820
7位【BenQ】
MOBIUZ EX2510S
24.5inch
1920*1080
165Hz¥39,273
8位【acer】
KA272Abmiix
27inch
1920*1080
75Hz¥21,980
9位【acer】
VG240YSbmiipfx
23.8inch
1920*1080
165Hz¥31,800
10位【Dell】
Dell G2422HS
23.8inch
1920*1080
165Hz¥25,799
11位【Dell】
Dell S2421H
23.8inch
1920*1080
75Hz¥24,800
12位【acer】
KG241YSbmiipx
23.8inch
1920*1080
165Hz¥18,162
13位【IOデータ】
GigaCrysta
LCD-GC243HXDB
23.8inch
1920*1080
165Hz¥29,520
14位【acer】
HA240YAbmi
23.8inch
1920*1080
75Hz¥—
15位【ASUS】
VG258QR
24.5inch
1920*1080
165Hz¥25,480
16位【BenQ】
EW2880U
28inch
3840*2160
60Hz¥60,364
17位【IOデータ】
GigaCrysta
EX-LDGC243HDB
23.8inch
1920*1080
165Hz¥26,800
18位【acer】
SA241YAbmix
23.8inch
1920*1080
75Hz¥17,000
19位【IOデータ】
LCD-AH221XDB-B
21.5inch
1920*1080
60Hz¥17,550
20位【IOデータ】
EX-LDC161DBM
15.6inch
1920*1080
60Hz¥22,800
価格は2023年1月 amazon調べ

高リフレッシュレートのゲーミングモニターが人気

リフレッシュレートとは1秒間にモニター画面を更新する頻度のこと。
リフレッシュレートが高いということは同じ時間あたりに描画する画面の枚数が多いということであり、移動する被写体の動きをより滑らかに描き出すことが可能になるため動きの激しいゲームなどに向いています。

一般的には60Hz(ヘルツ)前後が普通のモニター、明確な基準はありませんが120Hzを超えるようながモニターが高リフレッシュレートモニターと呼ばれ、ゲーム用途に多く使用されることからゲーミングモニターとも呼びます。
リフレッシュレート以外にもゲーム向けの各種描画機能が同時に搭載された高機能なモニターである場合がほとんどで、反応が速く滑らかな描画を可能にするゲーミングモニターは結果的にゲームに限らず多用途に優位性を発揮します。

数年前まではPCゲーマーのなかでも一部のハイスペックPCを使用するユーザーにのみ需要があった高リフレッシュレートモニターですが、最近はゲーミングPCの性能が全体的に高まってきたことで高リフレッシュレートモニターの認知度と需要が高まり、さらにはPS5の発売でCS機(コンシューマーゲーム機)ユーザーにも高リフレッシュレートモニターが需要を広げたことで市場が活性化したという背景があります。

2022年12月の月間ランキングではTOP3を含め20位圏内に半数の10モデルがランクインしており、高性能高機能なゲーミングモニターが高い人気を誇っていることがわかります。

画面サイズの主流は24インチフルHD

液晶モニターのサイズに関しては長年主流は変わらず、24インチ前後のモニターが上位20モデル中14モデルを占める人気を維持しています。

理由としてはおそらく、デスクトップPCの場合は常にモニターとユーザーの距離が変わらないため視界に収まるちょうどよいサイズとして選ばれ続けている、といったところでしょう。

24インチよりも小さい15~20インチはサブモニターなどの少し特殊な用途で選ばれることが多いでしょうし、27~28インチはデスクの大きさ、目からモニターまでの距離などに関係して合う場合、合わない場合があります。
特に展開の速いゲーム用途では没入感よりも画面全体を視界で把握できることの方が重要だったりするので、おそらく24インチが主流から外れることは今後も考えにくいでしょう。

解像度についてはフルHD(1920×1080)が上位20モデル中19モデルと圧倒的に売れています。

フルHDはメディアサイズとして最も一般的で普及しているサイズであり、24インチモニターであれば画像の粗さを感じることはまずありません。
もっとサイズが大きいTVの場合は4Kや8Kがかなり普及していますが、PCモニターとしてはサイズが限られているためそこまで高精細な解像度は必要無い、と感じるユーザーが多いのでしょう。

またゲーム用途で言えば、解像度アップもフレームレート(リフレッシュレート)アップもどちらもマシンパワーを必要とするため、どちらかと言えば快適なプレイに直結するフレームレートを選択するユーザーの方が多いと思われます。
解像度を2Kや4Kにアップしてもマシンパワーが足りなければ画面はパタパタと紙芝居のようになってしまいますし、解像度を上げつつ滑らかな高フレームレートを叩き出すにはミドルハイ~ハイエンドクラスのGPUが必要不可欠になってくるためマシン側の要求スペックが跳ね上がってしまいます。

▽1位 【IOデータ】GigaCrysta EX-LDGC242HTB

▽2位 【BenQ】ZOWIE XL2411K

▽3位 【acer】QG241YPbmiipx