2022年末の各ショップのゲーミングPCラインナップから、ゲーミングPCのスペック目安と予算別おすすめモデルを調査。
10万円以下で買えるゲーミングPC
ゲーミングノートPCのスペック目安
10万円を下回る価格でグラフィックカードを搭載したゲーミングノートPCを探すのは難しいが、CPU内蔵グラフィックスであるiris XeやRadeon Graphicsを使用するモデルであれば選択肢に入る。
性能的には動作のかるい3Dゲーム(MinecraftやVALORANTなど)であればストレスなくプレイ可能で、それほど重くない3Dゲーム(FORTNITEなど)も画質設定を下げれば60fps前後で動作可能。
ただし一般的〜重い3Dゲームでは画質設定を下げてもフレームレートの落ち込みやカクつきが目立つため快適動作には至らない。
なお2Dゲームであれば全般的に快適にプレイすることが出来る。
10万円以下のおすすめゲーミングノートPC
THIRDWAVE DX-T5

液晶サイズ | 15.6インチ 60Hz FullHD(1920*1080) |
OS | Windows11home(64bit) |
CPU | Core i5-1135G7 |
GPU | 内蔵グラフィックス(Intel iris Xe) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB SSD |
価格 | ¥102,980 |
DX-T5は11世代Intel Coreと15.6インチ液晶を搭載したノートPC。
ただし、ドスパラのゲーミングブランド「GALLERIA」ではなくホーム・ビジネス向けカテゴリの「THIRDWAVE」ブランドモデルである点には注意が必要。
GPUはCPU内蔵グラフィックスとなるが近年の内蔵チップの性能進化はすさまじく、ひと昔前の内蔵グラフィックスの”とりあえず画面が映るだけ”程度のイメージは軽く払拭できるパワーを持っている。
ゲーム専用機と言うよりはビジネスや趣味用途も兼ねつつゲームも触りたいというライトゲーマー層に向く。
▶THIRDWAVE DX-T5 詳細ページ
ゲーミングデスクトップPCのスペック目安
10万円を下回りつつゲーム全般を楽しめるスペックのPCは2022年現在のパソコンの相場としては正直かなり厳しいと言わざるを得ないが、それでも探せば無いこともない。
パーツ構成としてはCPUはAMD Ryzen5 4500、GPUではGTX1650といったミドルロースペックのエントリーモデルがひとつの目安となる。
スペックとしては、タイトルにもよるがそれほど動作が重くない3Dゲーム(FORTNITE:エピック設定など)でフルHD(1920×1080)環境60fps前後のパフォーマンスが可能。
動作が重めのタイトルでは60fpsの維持が難しい局面も出てくるが、グラフィック設定を落とすなどして対応できる場合も多い。
2Dゲームであれば全般的にストレスなくプレイできる性能を有する。
10万円以下のおすすめゲーミングデスクトップPC
Lightning AH5 Ryzen5 4500搭載モデル

OS | Windows11home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen5 4500 (6コア12スレッド 最大4.1GHz) |
GPU | NVIDIA GTX1650 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB SSD |
価格 | ¥84,980 |
「Lightning」はドスパラがラインナップするゲーミングブランド「GALLERIA」ではなく、ホーム・ビジネスモデルに属するブランドである。
外観こそRGB LEDを搭載しないおとなしい見た目ではあるが、性能を決める搭載パーツはゲーミングブランドと変わるものではなく、決してスペック面で劣るものではない。
むしろ”ゲーミング”の裏に隠れたお買い得モデルを掘り起こせる可能性が高い。
決してハイパワーとは言えないが、GTX1650が2022年11月のSteamハードウェア調査でGPUシェア1位に躍り出たことがエントリーモデルとして最適な選択肢であることを物語っている。
▶Lightning AH5 Ryzen5 4500搭載モデル 詳細ページ
15万円以下で買えるゲーミングPC
ゲーミングノートPCのスペック目安
予算が10万円を超えると”ゲーミングブランド”を冠してリリースされている本格ゲーミングノートが選択肢に入ってくる。
パーツ構成の面では、CPUはIntel 11世代Core i5~i7前後のラインナップが多く、GPUはGTX1650〜RTX3050あたりのエントリークラスが主体となる。
性能面で言えばCPU、GPUともに消費電力と排熱を抑えたモバイル向けラインナップとなるためデスクトップ向けの同ナンバリングモデルよりも性能面では劣るものの、ゲーミング性能としては画質を欲張らなければ幅広く3Dゲームをプレイできるレベルのパワーを持つ。
またマルチコア性能に優れたCPUの搭載でゲーム以外の多用途にも向いている。
15万円以下のおすすめゲーミングノートPC
GIGABYTE G7 GD-51JP113SO

画面サイズ | 17.3インチ 144GHz |
OS | Windows11home(64bit) |
CPU | Intel Core i5-11400H |
GPU | NVIDIA RTX3050 Laptop |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 512GB SSD |
価格 | ¥110,000 |
GIGABITEのゲーミングノートG7は、17.3インチの大画面で144GHzの高リフレッシュレートを備えたゲーミングモニター仕様。
さらに10万円台前半の価格帯ではまず見かけないRTX3050Laptopを搭載しており、他の同価格帯PCと比べればそのコスパに驚く。
10万円台前半でゲーミングノートを探すならまず選択肢に入る1台。
Lenovo IdeaPad Gaming 370i

画面サイズ | 16インチ 165GHz |
OS | Windows11home(64bit) |
CPU | Intel Core i5-12500H |
GPU | NVIDIA RTX3060 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
価格 | ¥139,700 |
Lenovoのゲーミングモデルである370iは165GHzの高リフレッシュレートゲーミングモニターに12世代Core、そしてRTX3060とこの価格帯ではスキのない構成。
15万円以下のゲーミングノートとしてバランス、コスパ共にかなり優れたモデルで、ゲームだけでなくビジネスでもクリエイティブでも力強く答える万能さが備わっている。
▶Lenovo IdeaPad Gaming 370i 詳細ページ
ゲーミングデスクトップPCのスペック目安
デスクトップで10~15万円のレンジではGPUの選択肢はGTX1660SUPER~RTX3060あたりに絞られる。
CPUはAMD Ryzen5 4500~5600X、IntelではCore i5-12400あたりが選択肢に入り、GPUとの組み合わせでどこを盛るかの判断になる。
性能面では、フルHD環境であれば一部重めのタイトルで画質設定を下げるなども必要になるが概ね全般的に60fps以上の快適プレイが可能。
さらにRTX3060まで盛ればタイトルによってはリアルタイムレイトレ―シングとDLSSの恩恵でかなり綺麗な画質でのゲームプレイも望める。
15万円以下のおすすめゲーミングデスクトップPC
arkhive Gaming Alliance GN-A5G66R

OS | Windows11home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen5 5500 |
GPU | Radeon RX 6650XT |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
価格 | ¥137,050 |
arkが販売するゲーミングブランド「arkhive」からはThermaltakeのPCケースを採用したGN-A5G66R。
外観のカッコよさも定評のあるarkhiveだが、Ryzen+RadeonのAMDセットアップにも注目したい。
Ryzen5 5500は5600のスペックダウンモデルではあるが、シングル/マルチスレッド共にミドルスペック構成では充分な性能を発揮し不足はない。
RX6650XTは計測環境にもよるがおおよそRTX3060と同程度の性能、もしくはそれ以上とされており、この価格帯ではかなり欲張った性能だと言える。
16GBメモリ&1TB SSDであることも考慮すれば、RTX3060で構成すれば15万円前後に価格設定されそうな構成だがRadeonを選ぶことでコスパを高めた狙い目モデルだと言える。
▶arkhive Gaming Alliance GN-A5G66R 詳細ページ
GALLERIA RM5R-G60S Minecraft: Java&Bedrock Edition for PC同梱版

OS | Windows11home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen5 4500 (6コア12スレッド 最大4.10GHz) |
GPU | NVIDIA GTX1660SUPER |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB SSD |
価格 | ¥114,980 |
エントリー〜ミドルロースペック帯で人気のGTX1660SUPERに、Ryzen5 4500を組み合わせることでコストダウンを図り買いやすい価格に抑えた人気モデル。
Intel優勢のイメージが強いCPUだが2022年11月時点でのSteamハードウェア調査ではAMDが3割のシェアを誇っており、Ryzenシリーズが性能、コスパ両面で大きく評価を得ていることがわかる。
Ryzen4500も決してハイスペックではないがミドルロースペック帯で優れた性能を発揮し、それでいてこの価格帯に収まるコスパが人気のCPUである。
▶GALLERIA RM5R-G60S Minecraft: Java&Bedrock Edition for PC同梱版 詳細ページ
20万円以下で買えるゲーミングPC
ゲーミングノートPCのスペック目安
この価格帯での構成として、GPUはRTX3050~RTX3060(Laptop)、これに組み合わせるCPUは11~12世代Coreが多い。
性能面を考えれば、15万円以下でもRTX3060Laptop搭載モデルが存在するためこれを最低ラインとし、CPU性能、メモリ搭載量、ストレージ容量、モニター性能などを加味してより快適に動作するモデルを選びたい。
20万円以下のおすすめゲーミングノートPC
Lenovo Legion 570i Pro

画面サイズ | 16インチ 165GHz |
OS | Windows11home(64bit) |
CPU | Intel Core i7-12700H |
GPU | NVIDIA RTX3060 Laptop |
メモリ | 16GB DDR5 |
ストレージ | 512GB SSD |
価格 | ¥196,020 |
第12世代Core i7にDDR5メモリの組み合わせはシングルタスク、マルチタスク共にハイパワー。
さらにRTX3060Laptopの性能を活かす165GHzのゲーミングモニターを搭載してゲームにもビジネスにもクリエイトにも隙のないミドルスペックPCとして理想的な構成を誇る1台。
▶Lenovo Legion 570i Pro 詳細ページ
ゲーミングデスクトップPCのスペック目安
CPUではIntel12世代Core i5~i7、もしくはAMD Ryzen5 5600Xあたり。
GPUはRTX3060or3060Tiがラインナップを占める価格帯だが、ギリギリRTX3070に届くモデルもあるため注目していきたい。
性能的にはフルHD環境で高フレームレートのヌルヌル動作を目指せるスペック帯で、RTX3060Ti~RTX3070であれば重量級の3Dゲームも快適にプレイすることが出来る。
15万円以下モデルと比較するなら是非ともRTX3060Ti以上を狙いたい。
20万円以下のおすすめゲーミングデスクトップPC
G-GEAR GA7A-D221BN/NT2

OS | Windows11home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen7 5700X |
GPU | NVIDIA RTX3060Ti |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
価格 | ¥189,979 |
CPUにRyzen7 5700Xを搭載して20万円を切る価格設定。
同価格帯の中で言えばGPUのRTX3060Tiを搭載したモデルは多々あるが、5700Xを組み合わせてこのコスパはなかなかありえない。
潤沢なCPUパワーを活かしたマルチタスク作業を得意とする構成のため、ゲームやクリエイティブ作業を行いながらも同時に録画や配信を行うなどの用途で重宝しそうな1台。
▶G-GEAR GA7A-D221BN/NT2 詳細ページ
G-GEAR GA5J-B221BN/NT2

OS | Windows11home(64bit) |
CPU | Intel Core i5-12400F |
GPU | NVIDIA RTX3070 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
価格 | ¥197,980 |
20万円以下でRTX3070に手が届く希少なモデル。
在庫があるなら真っ先に選択肢に入れて損はない。
スペック帯としてはミドルハイに類する性能で、同じ価格帯ではゲーミング性能で頭一つ抜けていると言っても過言ではない。
▶G-GEAR GA5J-B221BN/NT2 詳細ページ