【Huawei/OPPO】血中酸素飽和度を測定できるスマートウォッチ2モデルを比較

  

安価で高機能なスマートウォッチが充実してきた

高価でいまいち流行らなかったスマートウォッチ(スマートバンド)市場が安価な価格設定と血中酸素飽和度測定機能でにわかに盛り上がってきました。

そんなスマートウォッチ市場で2021年注目の2モデル
『Huawei Band6』
『OPPO Bandstyle』

の実際の使用感を比較してみました。

Huawei Band6

OPPO Bandstyleについてはこちらのレビューを参照してください。

で、ここからはOPPO Bandstyleから半月遅れで市場に投入されたHuawei Band6について、OPPO Bandstyleとの比較を交えて触れていきます。

Huawei band6の外観

Huawei Band6もOPPO Bandstyle同様スリムな形状のスマートウォッチで、一般的にはフィットネストラッカーに分類されるモデルです。

液晶画面サイズはOPPO Bandstyleが1.1インチなのに対し、Huawei Band6は1.47インチ

時刻を確認するだけであればどちらも大差ありませんが、スマートフォンからの通知を読むにはやはり画面の大きいHuawei Band6に軍配が上がります。

そして画面サイズに応じて本体サイズもひと回り大きいため、見た目的に腕がゴツイ男性に似合うのもHuawei Band6ということになるでしょう。

バンド部に関しては、OPPOが2タイプのバンドが付属して付け替えられるのに対してHuawei Band6は黒一点のみ。

また、OPPOは操作がタッチパネルのみなのに対してHuawei Band6は右側面にボタンがひとつついており、設定項目の呼び出しなどに使用するようになっています。

Huawei Band6の測定機能

フィットネストラッカーとしての測定機能は標準的なものを一通り備えており、歩数や心拍数、睡眠時間などを常に測定、記録することが可能です。

また、コロナ渦で注目を集める『血中酸素飽和度』の測定も可能となっており、OPPO Bandstyleと同様に話題となっています。

ただしHuawei Band6には以下のような注釈が記載されており、血中酸素飽和度の測定機能が医療用ではないことを強調しています。

なおHuawei Band6では『ストレス』の測定が可能で、これはOPPO Bandstyleには無い機能となっています。

ストレスは心拍数の変動データをもとに算出しているみたいですね。
必要かと言われたら不必要ですが、なんとなく見てて楽しいデータなので気に入ってます。

Huawei Band6のウォッチフェイスと視認性

ウォッチフェイスはいろいろなデザインから選択可能で、適用できるデザインはOPPO Bandstyleよりも数多く用意されています。

視認性は選ぶデザインに依存するので、見やすいものを選びましょう。

Huawei Band6の操作性

タッチ液晶と側面ボタンで操作することになり、操作性についてはいたって普通。
悪いところはなにもありません。

そして一点、OPPO Bandstyleでは非搭載だった『振動による画面ON』機能が実装されています。
時間を確認したい時には腕を動かすだけで画面がONになるため、片手で時間の確認が可能。
何でもないことのようですが、画面常時表示ではないスマートウォッチにおいては実はかなり重要なことなんですよね。これは本当に便利。

Huawei Band6のバッテリー持ち

バッテリー持ちに関しては「2週間」を謳っていますが、これはあくまでいろんな機能をOFFにした省エネ状態での運用のことみたいです。

特に先述の『振動による画面ON』を有効にしていると、意図しないタイミングで頻繁に画面表示がONになってしまうのでバッテリー持ちにダイレクトに影響しているようです。

とは言え個人的にはどうしても必要な機能なのでバッテリー持ちよりも操作性を優先して使っています。
通知や定期的な測定、その他各機能をフルに使用してバッテリー持ちは1週間程度ですね。

Huawei Band6とOPPO Bandstyleの比較

ここからはHuawei Band6とOPPO Bandstyleを比較して、それぞれの優れているところや劣っているところを見ていきましょう。
それぞれはあくまで私個人の使用感に基づいています。

バンドの装着感はOPPO Bandstyleの勝ち

フィットネストラッカーとして使用するには四六時中腕に装着していることになるので、バンドの装着感はかなり重要な要素だと思います。

で、装着感ではOPPO Bandstyleが圧倒的に優っています。
留め具がシンプルで全く邪魔になることなく、常につけっぱなしでも痛みや違和感を感じません。

方やHuawei Band6は留め具の構造が古く、パーツ点数が多い分嵩張るしガタつくし食い込んで痛いしで違和感があります。

機能的な話の前に腕時計ですから、この差は意外と大きいと感じます。

腕時計としての使い勝手はHuawei Band6の勝ち

先述しましたが、振動感知によって画面を点灯できる機能により時計としての普段使いは圧倒的にHuawei Band6に軍配が上がります。

OPPO Bandstyleは時刻を確認するだけの作業で両手を使う。
これは大きなハンデだと思います。

測定機能の充実ぶりはHuawei Band6の勝ち

フィットネストラッカーとしての測定機能についてはどちらも充実してますが、個人的にはHuawei Band6のストレス計測がツボりました。
心拍数や血中酸素飽和度よりも、普段自分が置かれている心身の状況としてイメージしやすい指標だと思います。

いろいろ測定しながらスポーツする人には不要かも知れませんが、スマホの通知メインで使用してフィットネストラッカー機能には重点を置かない自分のようなひねくれものには面白い機能ですね。

バッテリー持ちはOPPO Bandstyleの勝ち

満充電からお互いにすべての機能をフルに使用した状態で使用して、OPPO Bandstyleは2週間、Huawei Band6は1週間程度のバッテリー持ちです。

Huawei Band6の振動感知による画面ON機能が大きく影響しているように使用する機能の選択によっても変わってくる結果ですが、バッテリー持ちはOPPO Bandstyleの方が安定している印象です。

Huawei Band6は便利だがAndroidに不向き?

最後にHuawei Band6の最も残念な点はスマホ用のアプリにあります。

残念ながらHuaweiとGoogleの確執はここにも影響しているようで、GoogleストアではHuawei Band6のスマホアプリの最新版をダウンロードすることが出来ません。

最新版を入手しなければ血中酸素飽和度の定期的な測定は不可能(単発での手動測定は出来る)なので、Huawei Band6の注目機能のひとつが死んだ状態です。
(どうやらiOS版は問題なくダウンロードできるようです。)

この問題が無ければHuawei Band6の方が総合力ではおすすめなんですけどね。残念。