誰でもYoutubeなどの動画配信サイトでゲーム実況生配信ができる今、『自分もやってみたい!』と思っている方も多いんじゃないでしょうか。
そこで、今回は私が実際に使用しているゲーム配信時の各種機器の接続例を紹介します。
この配信環境はPS4やXboxOne,Switchでのゲーム配信に使用できる環境です。
・基本例
・PCとゲーム機のサウンドをミックスしてヘッドホンに出力する場合
・複数のゲーム機を切り替えて使用したい場合
についての接続例を紹介していきますのでゴチャゴチャした各種機器の接続に困っている方や必要な機材を知りたい方は参考にどうぞ。
ちなみに、あくまで趣味の配信ですので使っている機材は基本的に安いものばっかり。
なので「アップグレードするならココ!」っていうポイントも少し書いていきますよ。
PCは数年前のノートPC(いわゆるウルトラブック系、グラボ無し)ですw
キャプチャーボード『HD60S』
ゲーム動画の投稿や配信のためにコンシューマー機のゲーム映像をPCに取り込むにはキャプチャーボードが必要です。
PCがショボくてもキャプチャーボードだけは良いものを使うようにしましょう。
私が使用しているキャプチャーボードは『Elgato Game Capture HD60 S』。
キャプチャーボードには主に『ソフトウェアエンコード』タイプと『ハードウェアエンコード』タイプがあります。
2タイプの違いは、取り込んだ動画をPCに適した形式に変換する「エンコード」作業をPC(ソフト)側で行うかキャプチャーボード(ハード)側で行うか、という点です。
PC側でエンコードを行うタイプは当然PCにその分の処理負荷がかかりますが、よほど古いPCじゃない限りそこまで気にする必要は無いかと。
HD60SもPC側でエンコードを行う『ソフトウェアエンコード』タイプですが、私のようにPCのスペックがショボい場合でもゲーム配信に問題なく使えてます。
ただし、スペックが足りない(動作がカクつくなど)場合は解像度は720pに落とし、場合によってはフレームレートを下げるなどの方法も検討しましょう。
その他キャプチャーボードはこちらの記事で紹介しています。
参考までに私のPCスペック
マウスコンピューター『LB-L472X 』
・インテル® Core™ i7-4500U プロセッサー
・インテル® HD グラフィックス 4400(いわゆるチップセット内蔵ってやつ)
一昔前に仕事用に買った『ウルトラブック』と呼ばれるジャンルのノートPCですね。当時はゲーム配信なんてしてなかったんで、グラフィック不問で持ち運びに便利な軽量薄型ノートを選んだ記憶があります。
そのうちゲーミングPC欲しいな~。
▶マウスコンピューター / TOP
HD60Sの基本的な接続例
まずはかなりベーシックな接続例です。
最小構成だとこんな感じですね。
HD60SはPCへの出力もかなり遅延が少ないことがウリですが、それでもFPSなどのシビアなゲームをする場合は致命的な遅延になります。
なのでプレイ中に見るゲーム画面はゲーム用のモニターです。
HD60Sのパススルー端子を使えばPCへ取り込みつつも同時に全く遅延のない映像をモニターへ出力できますよ。
ヘッドセットのマイク接続について
ヘッドセットには一般的に『マイク一体型のステレオミニプラグ』が使用されてますよね。
一本の端子に『オーディオ右/オーディオ左/マイク』がすべて一体になってるやつ。
これ、ゲームの音を聞きながらヘッドセットのマイクだけPC側で拾いたい場合はちょっと困ります。
なので、ステレオミニプラグを『オーディオ右/オーディオ左』と『マイク』に分割するケーブルを間に入れて使ってます。
さらに、PC側のメスのステレオミニプラグもオーディオとマイク一体型の場合は、同じく『オーディオ右/オーディオ左』と『マイク』に分割するケーブルを入れます。
(PC側がスピーカージャックとマイクジャックに分かれている場合は不要)
こちらはオスメス2本セットでおすすめです^^
最初はオーディオ/マイク一体型のまま使ってたんですが、接続の順番によってマイクが認識されない場合があってすごく面倒だったんですよね。
でも分割ケーブルを入れてからは接続が安定してスムーズに認識されるようになりました。
グレードアップするならマイクは独立した方が良い
ヘッドセットのマイク音質はかなり悪いです。
そしてこれは高いヘッドセットでも大差ありません。
ヘッドセットは『音を聞く』ことに比重を置いて作られており、マイクの音質はオマケみたいなものだからです。
なので、自分の声をより良い音質で拾うためにはスタンドマイクを使いましょう。
マイク単体の性能+ノイズガードの使用で、マジで『イケボ』に生まれ変わりますよw
ゲーム実況者や歌みた系の動画でもっとも使用率が高いと言われる『定番マイク』といえばこのマイクです。
声質にこだわるなら、この値段で高音質なのでコスパ最強でおすすめ。
SONY エレクトレットコンデンサーマイクロホン PCV80U ECM-PCV80U
とりあえずはヘッドセットで充分!ってひとは、こちらもコスパ最強の『HyperX Cloud Stinger』がおすすめです。
耳元で音量調整が出来て、マイクを跳ね上げればマイクミュートも簡単に出来るので使い勝手もいいですよ^^
キングストン ゲーミング ヘッドセット HyperX Cloud Stinger
あのスタヌーさんがインプレッションしている動画はこちら。
スポンサーさんの商品なので、まぁ悪いことは言わないでしょうけどねw
初めてのヘッドセットにはマジでおすすめです。
PCのボイチャ(SkypeやDiscord)音声をゲーム音とミックスして聞きたい場合
PUBGやFortnite、スプラトゥーン2などのチームを組んで闘うゲームはフレンドとボイチャを繋ぎながらプレイすることも多いですよね。
その場合はこんな感じになります。
『オーディオスプリッター/ミキサー』が増えてますね。
これはゲームオーディオとPCオーディオをミックスしてヘッドフォンに出力してくれるアイテムです。
「PCにはイヤフォンを挿して耳に装着し、その上からゲームに繋いだヘッドフォンをして両方の音を聞く」という方もいますが、長時間のプレイならヘッドフォンひとつに両方の音をミックスして聞いた方が絶対快適です。
スプリッター/ミキサーは構造もシンプルで値段も安いので超おすすめですよ。
ちなみにスプラトゥーン2公式ヘッドセットの『エンペラフック』に付属しているミキサーでも同じことが出来ます。
ヘッドセット自体はあまり使い心地が良くないのでおすすめしませんが、万が一買ってしまって使ってない!って人はミキサーだけでも掘り起こしてみてください。
複数のゲーム機を切り替えて使いたい場合
ゲーム機を複数所有していて、遊ぶゲームによって接続しなおすのがメンドくさい!って人はこんな感じにしてみてください。
キャプボの手前で、各ゲーム機をHDMIセレクターで切り替える方式ですね。
HD60Sで使用しても全く問題なく認識してますし、ゲーム機を変えるたびに配線を挿しなおす必要が無くてホントに便利です。
HDMIセレクターは電源がONになった機器を自動で検知して切り替えてくれるものもありますが、安い手動スイッチのタイプでも全然問題ありませんよ。
まとめ
ソフトウェアエンコードタイプのHD60Sを使用したゲーム配信時の接続例について書いてみました。
これはかなり最小の機材構成だと思いますので、試しに配信してみたいけど必要機材がわからない・・・って方は参考にしてみてください。
さらにグレードアップするならスタンドマイクやPCを買い替えて、よりクオリティの高い配信にこだわってみてはいかがでしょう。
HD60Sの詳細な使い方については別の記事にまとめてます。
設定に自信がない人は参考にしてみてください。
▶【HD60S】ゲーム配信初心者にもわかりやすく設定方法、使い方を解説します
HD60Sだけでもゲーム実況配信ができますし、無料ソフトの『OBS』を合わせて使うと日本語対応でさらに便利な配信環境を作ることが可能です。
ちなみに、XboxOneユーザーは専用機材無しで配信&投稿が出来る方法もありますよ。
興味があればこちらも読んでみてください。