2019年現在、Youtubeチャンネルで収益を得る=Youtuberになるためには、「直近1年以内の総再生時間4000時間」と「チャンネル登録者数1000人」の2点をクリアする必要があります。
この記事では、ゲーム実況分野でYoutubeチャンネル収益化のハードルをクリアするための方法や考え方を、私なりの解釈で細かく解説していきます。
なお、私は既存ファンの持ち込みが無いほぼゼロスタートから2ヶ月半でチャンネル登録者1000人を達成。
この記事を書いている今現在は動画投稿3ヶ月目を終え、チャンネル登録者数は約2000人まで伸びました。
まだまだ人気実況者までの道のりは遠いですが、明確な狙いや戦略をもとに投稿活動をすることで全くの素人でも収益化までは比較的簡単にたどり着けるということは実証できたと思っていますので、ゲーム実況ジャンルでチャンネル登録者数が伸びずに苦戦している方、これからゲーム実況を始めてみようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
総再生時間4000時間クリアは簡単です
まず、チャンネル収益化の条件のひとつである「総再生時間4000時間」ですが、これは基本的に意識する必要はありません。
なぜなら、もう一方の条件である「チャンネル登録者1000人」の方が難易度が高く、これをクリアする頃には必然的に総再生時間4000時間をクリアしていることがほとんどだからです。
単純計算で、10分の動画が6回再生されれば1時間、24000回再生されれば4000時間をクリアできます。
ということは、投稿した動画1本あたり平均1000回再生されるとすれば24本の動画でクリア、1本あたり3000回再生されるとすれば8本の動画でクリアできることになりますよね。
実際には視聴の途中で離脱する人も多いので1回あたりの平均再生時間は動画尺よりも短くなりますが、質の高い投稿を続けていれば充分クリアできるハードルだと言えます。
ではなぜこの「総再生時間4000時間」というハードルが設定されているのかというと、これはおそらく「不正な手段で登録者を増やし収益化することを防止する」ためではないかと推測できます。
噂では「チャンネル登録者はお金で買える」なんて話も聞きますから、登録者数だけを水増しするような不正行為に対する抑止力だとしたら納得できますよね。
チャンネル登録者数を増やすためには「需要」をはっきりと意識しよう
では、ゼロスタートからチャンネル登録者数を着実に増やして1000人を超え、収益化するためには何が重要なのか。
これはずばり、「視聴者の需要に応えること」だと言い切れます。
需要に応えるとは、言い換えれば「視聴者が見たい、知りたいと望むことを動画化する」ことです。
「自分がやりたいことは何か?」を考える前に、「より多く望まれていることは何か?」を考えましょう。
“プロダクトアウト”ではなく“マーケットイン”で発信するってことです。
有名実況者のマネには需要はない
私なりに多くのゲーム実況動画を視聴したなかで、再生数も登録者数も伸びない過疎動画の傾向として多いのが「ただプレイしているだけのゲーム実況」。
確かに有名実況者さんの中には、プレイスキルが優れているわけではなく楽し気にプレイする様子だけで多くの視聴者を集める方もいらっしゃいます。
なので、そういった一部の有名実況者さんをマネて「楽しくゲームをしているだけでもお金を稼げるのでは?」と勘違いしてしまう初心者がいても不思議ではありません。
でも、よく考えてみてください。
楽し気にプレイするだけで勝負できる有名実況者さんには、すでに多くのファンがついています。
そして、ファンはゲームの内容よりも有名実況者さんを目当てに配信を視聴しにやってくるわけです。
では、あなたには現状で多くのファンはいますか?
彼らのような有名実況者さんの多くは、動画配信サービスやゲーム実況分野の黎明期から活動をはじめ、長い年月をかけて試行錯誤した中で生き残ってきたインフルエンサーと呼ばれる方たちです。
そして、その地道な活動を通してファンを獲得し、実況スキルを磨き、話術を向上させて今の地位を築いた方たちです。
私やあなたのような「ポッと出のシロウト」が形だけ真似したところでファンを獲得できるはずもありませんし、現在では新規参入のライバルも多く、「素人が楽しくゲームをプレイしています」というスタンスだけでチャンネル登録者を増やすことは出来ないでしょう。
それどころか、チャンネル登録以前に「人目に触れることすらできない」のが現実です。
「人目に触れる」=「検索に引っかかる」
では、どうすれば自分の動画を多くの人に見てもらうことが出来るのでしょうか。
これは、自分が何かの動画を探すときの行動を考えてみれば簡単に答えが見つかります。
そうです、『検索』です。
webサイトでは誰もがそうするように、Youtubeで動画を探す際も視聴者はまず検索します。
そして、無名の新人が自分の動画を見てもらうためには、『視聴者はどのように検索して自分の動画に辿り着いてくれるか』を考えることが最も重要なんです。
「検索」=「需要」
では、検索されるためにはどのような動画を投稿すればいいのか。
これは、先述の「視聴者の需要を満たす」ということに繋がります。
視聴者の需要とは、例えば
- スプラトゥーン2の上位勢のプレイ動画を見て立ち回りを勉強したい。
- マインクラフトの農業自動化施設の作り方が知りたい。
- モンスターハンターの属性装備についてのオススメを知りたい。
といった視聴の動機のことを指します。
そして、視聴者はこれらを検索するために
- スプラトゥーン2 プロ 立ち回り
- マインクラフト 農業 自動化
- モンハン 属性装備 おすすめ
といったキーワードを検索ウィンドウに入力するわけです。
これに対して、あなたの投稿した動画のタイトルが
- スプラトゥーン2 全一による立ち回り講座
- マインクラフト 超効率の全自動農業施設の作り方
- モンスターハンター 汎用性最強のおすすめ龍属性装備
だとしたら、視聴者は自分の求める答えが動画内にあると信じて視聴を開始してくれるでしょう。
この、視聴者の需要と検索に上手く答える動画が「初心者でも再生回数を伸ばせる動画」だと言って間違いないでしょう。
ここまで理解できれば、過疎配信にありがちな『〇〇プレイ日記 #1』のようなタイトルが如何に人目につかないクソタイトルであるかが簡単に想像できますよねw
なお、検索によってようやくたどり着き動画を視聴してくれた方がチャンネル登録してくれるかどうかは、動画のクオリティと満足度によって決まります。
検索需要に応えるためのゲームのタイトル選定、実況ジャンル、編集方法など、『動画の中身』の面でも工夫できることはたくさんあります。
以下の記事では『初心者が勝負できる実況ジャンル』について深掘りしていきますので興味があればご覧ください。