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ゲーミングPC入門クラスに最適【GTX1660】の実力とおすすめモデル

ゲーミングデバイス

マイニングブームによるグラボの在庫枯渇はある程度解消したものの、価格面ではまだまだ高止まりしているモデルが多いGPU&ゲーミングPC市場(2021年9月現在)。

トータル予算を抑えたいゲーミングPC入門クラスでの主力はGTX1660(SUPERやTiも)搭載モデルであり、近い価格帯で期待されたAMD新モデルRX6600XTは高いマイニング性能のおかげで在庫切れが多発しています。

ということで、発売から2年もの間入門~ミドルスペックを下支えするGTX1660についての評価とおすすめの搭載モデルをまとめていきます。

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GTX1660とは

GTX1660はNVIDIA製GPUのミドルロースペックに位置するGPUです。
前後モデルのラインナップは
『GTX1650<1650SUPER<1660<1660SUPER<1660Ti』
さらに上にはRTXシリーズが展開されています。

RTXシリーズとGTXシリーズの違い

元々はGTXシリーズがNVIDIA製GPUの主力シリーズでしたが、リアルタイムレイトレ―シング機能(簡単に言えば光線計算によるグラフィック向上機能)を搭載したRTXシリーズへ上位モデルの××70~××90番台が移行し、ミドルスペック帯の××50~××60番台のみGTXシリーズとして継続している状況です。
(××60番台のみGTX&RTXに両展開)

そのため、現在ではGTXシリーズは『レイトレーシング機能を搭載しないミドルロースペックGPU』としてゲーミングPCでは主に入門~ライトゲーマー向けモデルに搭載されています。

GTX1660の実力

プレイするタイトルによっても違いますが、GTX1660はフルHD(1920×1080)サイズで60fps~の出力に適したスペックを有しています。
安定した描画を維持するためには画質を落とす調整も必要になりますが、一通りの3Dゲームを遊べる実力はあるためコストを抑えつつ幅広くゲームを楽しみたい入門~ライトゲーマークラスに最適です。

GTX1660のフレームレート目安

ApexLegends平均100fps
Fortnite平均90fps
MonsterHunter World平均60fps
Escape from Tarkov平均45fps
※概ね「高」設定でのフレームレート目安。
※GPU以外のパーツ構成によっても変動します。

 

▶グラフィックボード性能比較表(ドスパラ)

一般的な60HzのPCモニターであれば性能を持て余すこともありません。
ただし144Hzなどの高リフレッシュレートゲーミングモニターを活かしきるにはスペックが足りない印象です。

CS機と比べると、Switchが30~60fps、PS4が60fpsを基本設計としている点から考えれば一般的なCS機よりもスムーズなゲームプレイが可能であると言えます。
PS5などの新世代機と比較すると見劣りするケースもありますが、PCオンリーのタイトルをプレイできる点やキーボード&マウスでのプレイが出来る点では入門クラスゲーミングPCとして充分満足できる性能と言えるでしょう。

なお、スペックアップを狙うのであればGTXシリーズで上位となる1660Tiではフレームレート換算で約10%程度の性能差があるので、予算を2~3万円上乗せ出来るなら選択肢に入れるのもアリ。
ただし劇的な違いは感じにくいレベルの差なので、思い切ってRTX搭載モデルを選択肢に入れる方が効果がわかりやすくて良いかも知れません。

【用途とGPU目安】・FullHD 60fps ・・・ GTX1660~1660Ti・FullHD 80fps & レイトレーシング・・・RTX3060~・FullHD 120fps & レイトレーシング・・・RTX3070~・2K~4K 120fps & レイトレーシング・・・RTX3080~・とにかく最高スペック・・・RTX3090~※ザックリとした住み分けイメージです。

GTX1660搭載のおすすめモデル

GALLERIA RM5R-G60

BTO最大手であるドスパラのゲーミングPCブランド『GALLERIA』のGTX1660搭載モデルです。

CPURyzen5 3500
GPUGTX1660
マザーボードAMD A520チップセット MicroATX
メモリ16GB
ストレージ512GB NVMeSSD
電源550w 80Plus Bronze
ケースガレリア専用 SKMケース (MicroATX)
※構成は変更になる可能性があります

 

CPUにRyzen5 3500(3.6-4.1GHz 6コア6スレッド)を採用し全体的にコスパに優れた構成でありつつ、メモリ16GBとNVMeSSDを搭載してストレスフリーなゲーム環境を実現しています。
無駄のない構成で同程度のスペック帯ではBTO各社の中で最安級の価格、且つ最大手ならではのサービス網でスピーディーなアフターフォローを受けることが出来るので、ゲーミングPC入門モデルとしておすすめです。

▶GALLERIA RM5R-G60 詳細ページ(ドスパラ)

カスタムするなら

BTO(=Build To Order)パソコンは購入時にパーツ構成をカスタムすることが可能です。

全体のスペックバランスを考えて構成されているため基本的にはそのままの構成で購入して問題ありませんが、使い勝手の向上や後のスペックアップを考えるなら以下の点を踏まえて構成をカスタムするのもおすすめです。

ストレージ

同時進行で数本のタイトルを遊びたい場合、インストールサイズの大きいゲームタイトルではストレージ容量が厳しい、ということもあるのでSSDを1TBに容量アップするのもおすすめです。
ただし、マザーボードにはM.2及びSATAスロットに空きがあるため、使用してみて不足を感じたら自分で買い足して増設するという選択肢もあり
増設作業は初心者でも簡単に行うことが出来、且つPCカスタムの知識も付くため個人的には後者がおすすめ(自己責任でお願いします)。
なお、増設する場合もストレージはNVMeもしくはSATA SSDを選びましょう。
HDDは安価ですが、ゲームのロード時間が伸びるなどのデメリットが大きいためゲーミングPCに採用する理由はありません。

電源容量

この構成なら標準搭載の550wで必要充分ですが、後にグラフィックボードのグレードアップをする可能性があるなら650wに容量アップしておくこともおすすめです。
650wであればRTX3060や3060Tiにも対応できるため、PCゲームに慣れてGTX1660の性能に不足を感じるようになってもグラボのみを買い足して性能アップすることが可能です。
なお750wであればRTX3070にも対応できますが、その場合はCPUのRyzen5 3500が組み合わせ的に足を引っ張ることになるので全体構成の見直しが必要になります。
高リフレッシュレートでヌルヌル動くゲーム体験が目的であれば、最初からもっと上のスペック帯を選択した方が得策です。

▶GALLERIA RM5R-G60 詳細ページ(ドスパラ)