ゲーミングチェアの闇を見た!その価格と品質はバランスしているか!?

  

ゲーム実況者として日々の活動を充実させるため、先日ゲーミングチェアを購入しました。

と同時に、某家具販売店でゲーミングチェアの闇を見ました。

この記事ではゲーミングチェアの価格と品質のバランスについて書いていきますので購入を検討されている方は是非ご一読ください。

ゲーミングチェアの相場が浸透していないからこその闇

品質と価格のバランスが大きく乖離している場合、品質が大きく勝っていれば『神チェア』、価格が大きく勝っていれば『詐欺チェア』という事になります。

※この記事では『詐欺』という言葉は犯罪的な意味ではなく品質が劣ることのイメージワードとして使用しますので誤解なきよう。

 

ということで、とある家具販売店の売り場で撮影した画像をご覧ください。

これはエヴァンゲリオンの意匠を冠したコラボモデルのゲーミングチェアです。

価格は一脚税抜き63,500円。

高いですか?安いですか?

 

初めに言っておきますが、私はエヴァンゲリオン大好きです。

山場のシーンであれば全話セリフを暗唱できるレベルです。

が、正直このチェアは欲しいとは思わない。

なぜなら、品質に比べて価格が大きく乖離しているからです。

 

ぶっちゃけこのチェア、私の見立てではAmazonで1万円台で売っている中華製のゲーミングチェアと同じもの。

同じ設計、同じ工場で生産されたOEMのようなものだと思います。

ということは、ユーザーから見れば1万円台の商品にエヴァデザインの許諾料で+約5万円が乗っかっているという計算ですよね。

・・・エヴァは大好きですが、私にとっては高すぎます。

1万円台の中華製ゲーミングチェアの品質は予想以上に良い

一応誤解の無いように言っておきますが、1万円台の中華製ゲーミングチェアは良く出来ています。

私が購入したのも1万円台の中華製ゲーミングチェアで、実際ものすごく重宝しています。

Amazonで販売されているゲーミングチェアの相場は1万円~5万円前後。

なのでこの商品はゲーミングチェアの相場からすればかなり安い部類に入りますが、それでもハイバック/可動式の肘掛/ランバーサポートなどの装備が整ったオフィスチェアを探そうとすればニトリで探しても同じような価格帯になりますから、チェア界隈全体で見ても相場から大きく外れるようなものではないでしょう。

実際、数千円で買えるオフィスチェアは作りが簡素でガタつきも大きく、長時間座って仕事やゲームをするにはちょっと不向きです。

対してこのEXRACINGは骨組みもしっかりしていてガッシリ感があり、長時間の座り姿勢をちゃんと支えてくれています。

中華製とはいえ購入時の梱包もかなり丁寧で、正直予想以上でした。
(企画販売は国内)

値段なりの作りも見える

といっても安いなりの理由はちゃんとあり、わかりやすいところだと革のヨレなんかが挙げられます。

画像でわかる通り、上体を横から支える張り出し部分の革がヨレていますよね。

縫製自体はちゃんとしていて、縫い目がほつれていたり、縫い目の間隔がばらついていたりという事はありません。

が、中に入れるウレタンの量やキッチリ端まで押し込む作業の丁寧さにはさすがに限界があるのでしょう。

そして、クッション素材の扱いは長い目で見た時の座面の耐久性などにも影響が出てきそうな要素なので、あくまで予想ですが高級品と比べた時には長期使用時のウレタンのヘタリに差が出てくる可能性はあります。

実際、実物を見て座って体感した6万円台のドイツ製ゲーミングチェアは細かい部分までパンッと張った美しい見た目だけでも「高級感」を醸しだしていました。

 

で、こういうすぐには使用に影響ない部分でのマイナスを考慮しても1万円台なら納得の品質といった感じですので、あとは予算と相談して3万円台~5万円台~とグレードを上げて検討すればいいわけです。

こういうところがザックリ言えば2020年現在のゲーミングチェアの相場観。

エヴァコラボのゲーミングチェアが値段不相応だという根拠も、同程度の品質の実物を見て買って体感したことからの見立てですからただの言いがかりではないことがわかっていただけるでしょう。

ネット通販とステマ動画だけではわからない

要するに何が言いたいかというと、ゲーミングチェアなどの実用品は実物を見ましょうということ。
そして実物が無理でも同じカテゴリの商品の相場観をちゃんと売り場で頭に入れてから選びましょうということ。

 

ゲーミングチェアは流行り商品なので、Youtubeを見ても数々のレビュー動画が投稿されています。

が、ぶっちゃけどれを見てもピンとこない。

なぜなら、どの動画も一辺倒な内容で価格帯による作りの違いの比較が薄いから。
見なくてもわかるような組み立て方の説明だけされてもねぇ・・・って感じです。

 

さらに言えば、Youtubeには『案件』も存在します。
メーカーから報酬をもらって宣伝のために動画化しているケースですね。

案件がすべて悪いとは思いませんし、私に案件のオファーがあったら条件によっては受けると思います。

が、中にはろくに使いもせずにお仕事として動画化しているケースもあると思いますのでやはり最後は自分の目で、尻で確かめるのが一番ですよね。というお話でした。