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Cyberpunk2077のフレームレートをRTX3070とRyzen5 5600X/3600/3500の組み合わせで計測しました

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2020最大の超期待作Cyberpunk2077

今となっては超問題作としての認識の方が強くなってしまったサイバーパンク2077ですが、RTX本格対応のオープンワールド近未来ハクスラアクションとしてローンチされた本作。

バグも処理負荷も超ド級のサイバーパンクを、RTX3070を軸としてCPU3種(Ryzen5 5600X/3600/3500)と組み合わせたfps計測をしてみました。

ゲームの評価はさておき、PCパーツ選びの参考にしてみてください。

CPU Ryzen5 5600X/3600/3500 ベンチマーク

まずは今回使用するCPU3種のベンチマークから。
使用したベンチマークソフトはCINEBENCH R23です。

※青・・・シングルコア 赤・・・マルチコア

3500のみ6コア6スレッド、他2点は6コア12スレッドなので
マルチコア性能で3500だけが大きく劣っているのは主にスレッド数が原因ですね。

シングルコアでは3500と3600は同世代同スペックなので、数値の差は計測誤差でしょう。

で、設計が1世代進化した5600Xが3000番台の弱点を克服してシングルコア及びマルチコア性能を伸ばすことに成功しているようです。

ちなみに記事執筆時点でのCPUの価格はこんな感じ。

Ryzen5 5600X¥39,380(TSUKUMO)
Ryzen5 3600¥25,280(ドスパラ)
Ryzen5 3500¥16,148(ドスパラ)
※2020/12/26時点での価格です。

3500は1万円台で買える超コスパもあって、2020年のエントリー~ミドルスペック帯で大人気の逸品。
3600は第3世代Ryzenの中核を成す定番モデルと言っていいでしょう。
で、5600Xは第4世代Ryzenのミドル帯であるRyzen5の最新モデル。
性能は当然抜群に良いんですが、一点残念なところを挙げるとすればちょっと高めの値段設定でしょうか。

AMDを選ぶ最大の理由はやはり「コスパ」。
最近は性能面でもIntelを凌駕しまくってますが、その高性能を低価格で買えるってのがやはりAMD派の重要ポイントだと思います。

RTX3070

グラボは1種、RTX3070を使用します。

2020年11月リリースのRTX30シリーズのひとつで、7万円で1世代前の2080Tiを超える!?という衝撃のスペックを備えたレイトレーシング対応の最新グラボ。

ちなみにRTX3080/3090は4Kも視野に入れたハイスペックですが、3070はフルHD環境に最適なミドルスペックの位置づけと思っていいでしょう。

Cyberpunk2077 フレームレート計測

フレームレートの計測は以下の条件で行いました。

  • サイバーパンク2077(ver.1.05)
  • 画質設定はプリセット『レイトレーシングON ウルトラ』
  • 基本的に街の移動とサブクエスト消化をしながら30分プレイ
  • MSI AfterBurnerでGPU使用率、CPU使用率、フレームレートのグラフを出力

なお、広大なオープンワールドのマップ内では立ち寄る場所によって処理負荷が大きく違う場合があります。
なるべく平均的な数値であろう個所のデータを抜き出していますが、あくまで参考値としてご理解下さい。

で、さっそく3本のテスト結果を並べたのが下のグラフです。

Ryzen5 3500はRTX3070の足を引っ張っている

まず比較して顕著なのは、3500がパフォーマンスのボトルネックとなっている点。

左のグラフを見ればわかるように、CPU使用率が90%以上に張り付きGPU使用率が70%あたりで足踏みしています。
これはつまり、CPUの負荷が限界付近に達してしまっているためGPUがそれ以上の性能を発揮できていない、ということです。
そしてこれが原因でフレームレートは3600/5600Xよりも明らかに低い数値で止まっています。

良く「CPUもしくはGPUのどちらかの性能が低すぎると足を引っ張って本来の性能を発揮できない」みたいなことを自作PCのパーツ選定で聞きますが、まさにこの状態ですね。

RTX3070に対してRyzen5 3500では性能が低すぎる。という結果です。
ただしサイバーパンクは最近のゲームでもかなりCPU処理負荷が高い部類のゲームなので、他のタイトルであればもう少しCPU処理に余裕が生まれます。
これはあくまでサイバーパンクをプレイする上での指標であるという点はご理解を。

3600と5600Xはどちらも充分な性能がある

次に気づくのは、3600と5600Xのグラフにほとんど差がないということ。

CINEBENCH R23ではシングルコア、マルチコア共に約20%前後5600Xが優っていましたが、RTX3070との組み合わせという点においてはどちらの場合も先にGPU使用率が100%付近に張り付いてしまいCPU性能を使い切るには至らなかった、という結果です。

なお、CPU使用率でいえば本来は5600Xの方が低い数値に収まるはずですが今回のグラフでは3600の数値の方が低い(余裕がある)という結果。
これは単純に計測時のマップ周辺のオブジェクト数などの違いによる計測誤差である可能性が高いので無視して考えましょう。

実はサイバーパンクの公式推奨スペックでわかっていた

今回の計測結果では、サイバーパンクをプレイするにあたってRTX3070と組み合わせるCPUは5600Xでも3600でも構わない、ということになりました。

5600Xの方が明らかに性能は良いんですが、どのみちRTX3070がボトルネックになってCPU性能は上限まで発揮されない、ということです。

で、この結果、実はサイバーパンクの公式から発表されている推奨スペックを見た時点でわかっていました。

公式から発表されている動作環境

こちらの動作環境を見ると、RT「高」の欄でRTX3070とともに記載されているCPUがRyzen5 3600となっているんです。
で、もっと言うと、RT「ウルトラ」の欄でのRTX3080との組み合わせもRyzen5 3600と記載されています。
(この表が発表されたのは5600X発売前だったかもですが、Ryzen7などもっと上のCPUは当然存在するうえでの3600チョイスです。)

これは、3600はRTX3070よりひとつ格上のRTX3080との組み合わせでもボトルネックにならない、ということを意味しています。

動作環境とはつまり、サイバーパンク開発陣が開発時にベンチマークとしていたスペックであり、動作テスト上問題なかったスペックでもあります。
けっこう的確な組み合わせだと思って間違いないと思いますよ。

RTX3070と組み合わせるCPUはRyzen5 3600でOK

今回、あえて3種類のCPUでfps計測を行った意図が実はここにありました。
RTX3070と組み合わせるCPUの最適解は?というところ。

まぁ実際、最適解がRyzen5 3600である!というつもりはありません。
特定のタイトルにおけるひとつの例でしかありませんし、なんにせよ性能は高ければ高いほど良いので。

しかしながら、私のような予算に限りのある人間にとってはPCを組むうえで『実際どこまで予算をケチれるか?』というのもかなり重要な指標のひとつです。

RTX3070に組み合わせるCPUを選ぶとき、当然5600Xの方が性能は良い。
でも3600でも性能は充分で、価格は¥14,000安い。

という結果、ぜひ参考にしてみてください。

BTOのゲーミングPCおすすめ構成は以下からどうぞ。

▶Ryzen5 5600X/RTX3070搭載モデル GALLERIA XA5R-R37(ドスパラ)

[nlink url=”https://bacchigames.club/gadjet/btopc5600xrtx3070.html”]