2026年10月第2週(10月5日〜10月11日)のSteamにおける同時接続プレイヤー数データを分析する。今週は10月11日にSteamプラットフォーム全体の同時接続者数が過去最高の4,350万人を突破する歴史的更新を記録した。新作大型タイトルの連続投入と、新規無料タイトルの急浮上が相乗効果を生み、市場全体が極めて高い熱気に包まれた1週間であった。
同接トップ10タイトルのプレイヤー数推移グラフ
同接トップ10 前週比較表
| 順位 | タイトル | 平均同接(今週) | 前週順位 | 前週平均同接 | 推移 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Counter-Strike 2 | 1,410,000 | 1 | 1,430,000 | ↓ (-20,000) |
| 2 | Dota 2 | 890,000 | 3 | 610,000 | ↑ (+280,000) |
| 3 | PUBG: BATTLEGROUNDS | 880,000 | 2 | 895,000 | ↓ (-15,000) |
| 4 | AION 2 | 390,000 | – | – | NEW |
| 5 | THRONE AND LIBERTY | 380,000 | 5 | 480,000 | ↓ (-100,000) |
| 6 | Street Fighter 6 | 360,000 | 4 | 520,000 | ↓ (-160,000) |
| 7 | Apex Legends | 320,000 | 6 | 460,000 | ↓ (-140,000) |
| 8 | Naraka: Bladepoint | 290,000 | 7 | 315,000 | ↓ (-25,000) |
| 9 | Rust | 270,000 | 8 | 280,000 | ↓ (-10,000) |
| 10 | Elden Ring | 260,000 | 9 | 340,000 | ↓ (-80,000) |
1. 新作MMO『AION 2』の鮮烈な電撃ランクイン
今週最大のハイライトは、10月5日にサービスを開始した『AION 2』が4位に初登場したことである。初週から平均39万人、ピーク時で39.2万人を超える大きな初期需要を獲得した。前作の知名度と大規模なPVプロモーションが結実し、先週から稼働している『THRONE AND LIBERTY』と並んで秋のMMO旋風を牽引する格好となった。
2. 『Dota 2』の秋季大型パッチによる2位への急浮上
『Dota 2』は大型バランス調整パッチの適用と限定イベントの開始により、前週比28万人増の平均89万人を記録して2位へと浮上した。週末のピーク時には100万人を超える勢いを見せ、首位『Counter-Strike 2』の背中を脅かすなど、Valveの老舗IPの強いコミュニティ底力を実証した。
3. プラットフォーム同接新記録と既存タイトルの調整局面
10月11日(日)にSteam全体で4,350万人という史上最高の同時接続数を更新した裏で、既存タイトル群は可処分時間の奪い合いによる分散が生じた。『THRONE AND LIBERTY』は定着フェーズに入り前週より減少しつつも5位をキープ。『Street Fighter 6』や『Apex Legends』などの定番ライブサービスタイトルも新作MMO群への人口流出の影響を受け、軒並み数値を落とす調整局面となった。
総括
今週のSteam市場は、プラットフォーム全体の過去最高記録更新とともに、新作MMO(AION 2、T&L)の躍進と老舗タイトルのイベント特需が激突する非常に動的な1週間となった。次週以降、新規登場タイトルが一過性のブームを超えてどこまでユーザーを定着させられるかが焦点となる。
