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【マイクラ統合版&Java版】PCでプレイするメリットと最低限必要なPCスペック解説!おすすめのゲーミングPCも

マインクラフト統合版

マイクラをパソコンでプレイするメリット、必要スペックの考え方、おすすめのゲーミングPCをまとめています。

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マイクラ統合版とJava版の違い

「マイクラ」には大きく分けて2つの異なるゲームソフトが存在します。
『Java Edition』は元祖マイクラであり、PC限定ですがカスタム自由度が高いのが特徴です。実況動画やライブ配信などで見かける場合もJavaEditionのほうが圧倒的に多いでしょう。
『Bedrock(統合版)』はスマホやSwitch、PSなどに幅広く対応したマイクラであり、導入ハードルが低く異なるハード間でクロスプラットフォームプレイに対応しているのが特徴です。

JavaBedrock
(統合版)
対応機種PCPC,android,iOS,
NintendoSwitch,
Playstation,Xboxなど
クロスプレイ
カスタムコンテンツMod/Shader etc.
(自由度:高)
アドオン/スキン/テクスチャ/ワールドetc.
(自由度:低~中)

【Bedrock(統合版)】
▶対応機種が多く、異なる機種間でのクロスプレイが最大のメリット。
▶カスタムコンテンツは主にマーケットプレイス内で販売。
 →ネット上に無料公開されているサードパーティー製コンテンツはそれほど多くない。

【Java Edition】
▶ネット上に無料公開されているサードパーティー製のModが豊富。
▶対応機種はPCのみ

【Bedrock/Java ざっくり比較】
▶基本的なゲーム性(サバイバル/クリエイティブ)は同じ。
▶内部仕様は結構違う。
 →モブファームやアイアンゴーレムトラップなどの施設装置の設計は違う場合が多い。
▶攻撃システムやモブの挙動が違う。
 →ゲーム難易度が同じでも戦闘難易度はJavaの方が高い。

マイクラ統合版の正式名称は『Minecraft』ですが、Java版と区別するために『Minecraft BedrockEdition』や『Minecraft BE』、『マイクラ統合版』と呼ばれます。
Windows10/11を搭載したPC、AndroidやiOSを搭載したスマホやタブレット、NintendoSwitch、Playstation、Xboxなどでプレイ可能で、これらのハード間でクロスプレイが出来るのが特徴です。

マイクラJava版の正式名称は『Minecraft JavaEdition』
『Minecraft JE』や『マイクラJava版』と呼ばれます。
PC(Windows/MacOS/LinuxOS)のみでプレイすることが出来、統合版(PCやスマホ、Switchなど他機種)とのクロスプレイは不可能となっています。

他機種とのクロスプレイを重視する場合は統合版を、Modを導入して自由に遊びたい場合はJava版を選ぶのが良いのですが、2024年現在ではPC用の統合版とJava版は同梱販売されているので購入時点で迷う必要はありません。必ず両方が手に入ります。

【統合版の由来】
もともとはスマホ版(Android、iOS)、Switch版、PS版など各ハード別の専用仕様でリリースされていたMinecraftを、同一仕様に統一してクロスプラットフォームプレイを可能にした経緯から「統合されたMinecraft」=「統合版」と呼ばれるようになったとか。

マイクラにおすすめするPCの要点

・必ずしもハイスペックマシンではなくても一応プレイ可能。
・CPU及びGPU性能が高いほど描画範囲や演算距離を拡大できて快適にプレイできる。
・【統合版】GeForce RTXシリーズのグラボならMinecraft with RTX機能が使える。
・【Java版】グラフィック系Modで見た目をアップグレードするなら高性能PCが良い。

マインクラフトをプレイするためのスペック要件

マインクラフト統合版マインクラフト統合版 with RTX
OS最低▶Windows10 64bit最低▶Windows10 64bit
CPU最低▶Intel Core i5または同等のもの
GPU最低▶NVIDIA GeForce RTXシリーズ
   もしくはDirectXハードウェアレイトレーシング対応GPU 
RAM最低▶8GB以上
ストレージ
マインクラフト JavaEdition
OS最低▶Windows7/MacOS10.14.5/Linux
推奨▶Windows10/MacOS10.14.5
CPU最低▶Intel Core i3-3210/AMD A8-7600 APU/Apple M1
推奨▶Intel Core i5-4690 3.5GHz / AMD A10-7800 APU 3.5GHz
GPU最低▶Intel HD Graphics 4000/AMD Radeon R5/Nvidia GeForce 400/AMD Radeon HD 7000
推奨▶GeForce 700シリーズ/AMD Radeon Rx 200シリーズ
RAM最低▶2GB
推奨▶4GB
ストレージ最低▶1GB以上
推奨▶4GB以上

マイクラ統合版に関しては公式サイトに最低/推奨要件の記述を発見することは出来ませんでしたが、Windows10の最低要件を満たしていればマイクラ統合版も動作可能です(性能により快適とは言えない可能性もあります)。なお統合版とJava版はセットで販売されているため、実質的にOSがWindows10or11でJava版の要件を満たすスペックであればどちらもプレイ可能と言うことになります。

唯一、統合版でRTX機能を使用したい場合のみ特定の要件を満たす必要がありますが、それ以外ではスペックが高ければ高いほどプレイが快適になるという認識でOKです。

グラフィックボード非搭載のCPU内蔵グラフィックスチップでもプレイ可能

マイクラは3Dゲームですが、CPU内蔵グラフィックスチップの性能次第ではグラボを搭載しないPCでもプレイ可能です。

例としてCPU『AMD Ryzen5 5600G(内蔵グラフィックス:Radeon Graphics)』を搭載しグラボ非搭載のPCでマイクラ統合版をプレイした際のフレームレート計測グラフは以下のようになっており、フレームレートは平均120fps(モニター上限張り付き)で超快適にプレイできています。

Ryzen5 5600Gによるマイクラ統合版のフレームレート計測グラフ

テスト時の環境詳細
・マイクラ統合版(v1.21.30)サバイバルモード
・解像度:フルHD
・ビデオ設定【演算距離『8』,描画距離『40』,フレームレート制限『無制限』】
・120Hzモニターを使用しているためフレームレート上限は120fps

プレイ上のカクツキなどのストレスは皆無でスムーズにプレイできます。

なお、負荷を上げるため【演算距離『12』,描画距離『50』】に設定を変更した際のフレームレートは以下。

演算距離『12』,描画距離『50』に負荷を上げた状態でのフレームレート

フレームレートの平均値は87.3fps。
ところどころ負荷が高いシチュエーションでは60fps前後まで落ちていますが、それでもSwitchよりは格段に快適にプレイできます。

MiniPCでもプレイ可能

スペースをとらないminiPCもおすすめです。
2024年は内蔵グラフィックス機能が進化した”ゲームもできるminiPC”の当たり年と言っても良い豊作年で、コンパクトな筐体&10万円を切る価格帯でしっかり使えるモデルが揃っています。

PCスペックが影響するポイントとメリット

グラボ非搭載のPCでもプレイできるマイクラを、あえて高性能PC(ゲーミングPCなど)でプレイする一番のメリットは『より快適にプレイできる』ことです。

PCスペック(=一般的にCPUの処理能力とGPUの描画能力)が高ければ何ができるのか。マイクラでは主に以下の内容に直結します。

描画範囲を広く設定できる

PCスペックが高ければ、描画範囲(=自分から見えている世界の広さ)を広く設定することができます。

サバイバルではまず村を見つけることが重要だったり、素材集めのためにジャングルやムーシュルーム島などのレアバイオームを探したりすることが多々ありますが、性能が低いハードだと高い所に登って遠くを眺めても見える範囲が狭く、なかなか目的のものが見つからないことがあります。

性能が高いPCなら、例えば遠く離れたバイオームを見つけやすくなったり、例えばエンドシティを発見しやすくなったり。広大なワールドを探索するマイクラでは描画範囲が広いだけで得られる情報が格段に増えます。

同じ地点から見たエンド。描画距離が広いとエンドシティを発見しやすい。

移動が快適

処理能力が高ければ、自分が移動したときの周囲の背景、建造物などの描画更新速度が上がります

性能が低いハードでは、エリトラで飛行しているときやトロッコで移動しているとき、目の前の世界が描画されずに部分的に真っ黒になったり、画面がカクカクしたりします。

PCの性能が高ければこのような現象は減る、もしくは無くなるため、ストレスが減ってプレイの快適度が格段に上がります。

演算距離を広く設定できる

スペックが高ければシミュレーション距離(演算距離)を広く設定することができます

低スペックハードでは演算距離を広く設定するとゲーム動作は重くカクカクしてしまい、これを避けるために演算距離を狭めるとせっかくの自動化装置が演算距離から外れてすぐに動作を停止してしまうというジレンマが起こります。

しかし、ある程度スペックが高いPCなら演算距離を拡大しても動作が重くならず、ストレスなくスムーズにプレイすることができます。

演算距離=プレイヤーを中心とした時間が流れている距離なので、シミュレーション距離が広いほど拠点に作った多数の装置や設備を一度により多く稼働させることができます。

統合版)シミュ距離設定によるシミュレーション範囲比較(図の1マス=1チャンク=16×16ブロック)

マルチプレイが快適

スペックが高ければ演算距離を大きく保ったまま最大接続人数も「setmaxplayers」コマンドで40人まで増やせるので、より大勢でより快適にマルチプレイを楽しむことが出来ます。

例として、公式サーバーである『Realms』は処理能力が低いため演算距離「4」固定で、同時接続できるプレイヤー数も10+自分が最大値です。

対して、自分がホストになってマルチプレイする場合は自分のハードの処理性能が高いほど快適度や最大接続人数が格段に上がります。

コマンドを使ったプログラミングライクな遊び方も

マイクラではコマンドを使ってゲームを作ることも可能です。

マイクラの遊び方はサバイバルや自由な建築が有名ですが、ゲーム内コマンドを使用してワールドを自由に操ることも可能です。世界のシステムをプログラミングするようにコマンドを操り、手作業ではなかなかできない作業を一瞬で終えたり、ワールド内にゲームを作ったり。

コマンドを使用する際にもマシンスペックが高いほど自由度や快適度はアップしますし、プログラミングのように文字列を打つにはキーボード操作が不可欠です。よりクリエイティブにマイクラを楽しむにはハイスペックPCがおすすめです。

ワールド上でゲームを動かすコマンドブロック群
ワールドを自由に操るコマンドブロック群
コマンドで作成したミニゲームワールド
コマンドで動作するミニゲーム集ワールド「9miniGames」

統合版RTXでグラフィックを強化できる

マイクラ統合版はMINECRAFT with RTXというグラフィック機能に対応しています。

光の計算を緻密に行うRTX(リアルタイムレイトレーシング)を使用することで、ワールドの見栄えが格段に綺麗になります。

ただし、こちらはNVIDIA GeForce RTXシリーズのグラフィックボード(もしくはDirectXハードウェアレイトレーシング対応GPU)を搭載していないと使用できません。スマホやNintendo Switchでは使用できない機能です。

ゲーミングPCの価格スペック分布イメージ

2024年時点のかなりザックリとしたゲーミングPCの価格スペック分布のイメージです。マイクラ目的で言えばどの価格帯でもプレイ可能ですが、長く&深くプレイするならミドルスペック以上がおすすめです。マイクラやゲームにとどまらず、イラストや動画編集、プログラミングなどのクリエイティブな用途においてもミドルスペック以上なら幅広く対応することが出来ます。

【エントリークラス】ひとまず最低限で安く購入したいエントリーユーザー向け
ゲーミングPC初心者でも購入しやすい低価格で、最低限PCゲームを楽しめる程度のスペックを備えた構成。マイクラをプレイする分には必要充分だが、ゲームタイトルによっては性能不足を感じる場面も多い。おおよそ10~15万円。

【ミドルスペック】幅広くPCゲームを楽しみたい一般ユーザー向け
ゲーミングPCの中で最も売れている主流構成。幅広く多ジャンルのゲームタイトルをプレイするのに十分なスペックを持っている。GPUにRTXシリーズを採用したモデルを選べばMinecraft with RTXもプレイ可能。おおよそ20万円前後。

【ミドルハイ】快適プレイ&配信やクリエイティブ作業もしたいユーザー向け
高フレームレート、高解像度でのゲームプレイを可能にする高性能パーツで構成されるモデル。どんなゲームでも一般的なプレイヤーが不満を感じることは基本的にないスペックで、処理が重めのゲームタイトルでもほぼ困らない。Minecraft with RTXであっても快適にプレイできる。おおよそ30万円前後。

【ハイエンド】とにかく最高性能の最強PCが欲しいプロユーザー向け
最新のパーツ構成で性能の上限を体現するモデル。プロゲーマーやトップストリーマー、PCマニアが主なターゲットで、一般的なPCゲーマーにはある意味オーバースペックでもある。どんなゲームでも超高フレームレートでヌルヌル動かせる。おおよそ40~50万円。

ゲーミングPCのスペック選びにはこちらも参考に。

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