2026年9月第2週(9月7日〜9月13日)のSteamにおける同時接続プレイヤー数データを分析する。今週は世界最大級の『Dota 2』公式世界大会「The International 2026」が佳境を迎えたことで、大会シーンと連動した爆発的なプレイヤー流入が観測された。秋の大型新作ラッシュを直前に控え、ライブサービス型の定番タイトルが圧倒的な存在感を示した1週間となった。
同接トップ10タイトルのプレイヤー数推移グラフ
同接トップ10 前週比較表
| 順位 | タイトル | 平均同接(今週) | 前週順位 | 平均同接(前週) | 推移 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Counter-Strike 2 | 1,410,000 | 1 | 1,390,000 | ↑ (+20,000) |
| 2 | Dota 2 | 920,000 | 3 | 680,000 | ↑ (+240,000) |
| 3 | PUBG: BATTLEGROUNDS | 880,000 | 2 | 895,000 | ↓ (-15,000) |
| 4 | Apex Legends | 470,000 | 4 | 490,000 | ↓ (-20,000) |
| 5 | Rust | 230,000 | 5 | 260,000 | ↓ (-30,000) |
| 6 | Elden Ring | 410,000 | 6 | 440,000 | ↓ (-30,000) |
| 7 | Naraka: Bladepoint | 260,000 | 7 | 265,000 | ↓ (-5,000) |
| 8 | Street Fighter 6 | 195,000 | 8 | 200,000 | ↓ (-5,000) |
| 9 | Slay the Spire 2 | 150,000 | 9 | 155,000 | ↓ (-5,000) |
| 10 | Palworld | 145,000 | 10 | 150,000 | ↓ (-5,000) |
1. 『Dota 2』世界大会クライマックスによる圧巻の垂直立ち上げ
今週最大のハイライトは、前週3位から2位へと躍進した『Dota 2』である。公式世界大会「The International 2026」のメインイベント開幕に合わせ、週平均同接数が前週比24万人増の92万人へと急膨張した。グラフの通り週末にかけて急激な右肩上がりを記録しており、長年積み上げられたMOBAとしてのesportsコミュニティの熱量が数字に直結した形である。
2. 王者『Counter-Strike 2』の揺るぎない首位防衛
『Dota 2』が猛烈な追い上げを見せたものの、首位の『Counter-Strike 2』は週平均141万人(前週比2万人増)を叩き出し、トップの座を死守した。世界的に大きなイベントやプロモーションが重なる週末であっても、日常的な対戦ゲームとして圧倒的なプレイヤー数を維持できるCS2の土台の強さは他を寄せ付けない。
3. 先週特需の調整と秋の新作発売前夜の平穏
先週ワイプ効果で5位へ浮上した『Rust』は特需が落ち着き、3万人減の23万人を記録したものの同順位をキープ。6位の『Elden Ring』をはじめとする中位・下位圏のタイトルも前週比で微減となり、全体としては「Dota 2特需」を除けば落ち着いた推移を見せている。9月下旬の東京ゲームショウ(TGS 2026)や秋の本格的な大型新作リリースを控え、市場は次の動乱への準備期間に入っていると言える。
総括
今週のSteam市場は、ビッグイベントによる「esports特需」が明確なスパイクを生み出した1週間であった。来週以降、世界大会の余韻が落ち着いた後に『Dota 2』の数数値がどう推移するか、また9月後半に向けて順次投下される大型新作が既存のトップ10ライン(14万〜15万人帯)にどこまで食い込めるかが注目の見どころとなる。
