2026年9月第4週(9月21日〜9月27日)のSteamにおける同時接続プレイヤー数データを分析する。今週は「東京ゲームショウ 2026(TGS 2026)」の開催に合わせ、各社から最新作の発表や大型試遊イベント、関連タイトルを中心とした大規模セールが相次いだ。秋の新作ラッシュ前夜として市場全体の熱気が大きく高まった1週間であった。
同接トップ10タイトルのプレイヤー数推移グラフ
同接トップ10 前週比較表
| 順位 | タイトル | 平均同接(今週) | 前週順位 | 平均同接(前週) | 推移 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Counter-Strike 2 | 1,450,000 | 1 | 1,420,000 | ↑ (+30,000) |
| 2 | PUBG: BATTLEGROUNDS | 910,000 | 2 | 890,000 | ↑ (+20,000) |
| 3 | Street Fighter 6 | 680,000 | 8 | 205,000 | ↑ (+475,000) |
| 4 | Dota 2 | 620,000 | 3 | 710,000 | ↓ (-90,000) |
| 5 | Apex Legends | 490,000 | 4 | 480,000 | ↑ (+10,000) |
| 6 | Naraka: Bladepoint | 330,000 | 7 | 310,000 | ↑ (+20,000) |
| 7 | Rust | 250,000 | 5 | 245,000 | ↑ (+5,000) |
| 8 | Elden Ring | 370,000 | 6 | 390,000 | ↓ (-20,000) |
| 9 | Slay the Spire 2 | 160,000 | 9 | 155,000 | ↑ (+5,000) |
| 10 | Palworld | 145,000 | 10 | 140,000 | ↑ (+5,000) |
1. TGS発表・追加キャラ実装に伴う『Street Fighter 6』の爆発的ジャンプアップ
今週最大のサプライズは、前週8位から一気に3位へと急浮上した『Street Fighter 6』である。TGS 2026での最新プロモーションと連動した新DLCキャラクターの実装、ならびにフリープレイ・セールの実施が重なり、週平均同接数が前週の20.5万人から68万人へと垂直立ち上げを記録した。対戦格闘ゲームとしては異例の数値を叩き出し、TGS特需を最も強く享受したタイトルとなった。
2. TGS 2026開催に伴うゲーマーのアクティブ化と『CS2』の独走
9月24日からのTGS開幕を背景に、プラットフォーム全体の熱気が高まった。首位の『Counter-Strike 2』は週平均145万人まで盛り返し、圧倒的なトップを守っている。2位の『PUBG: BATTLEGROUNDS』も91万人を記録するなど、イベント開催によるゲーム市場全体の盛り上がりが定番ライブサービス作品の稼働数を一底上げした形である。
3. 大会特需が引いた『Dota 2』と上位陣のシャッフル
世界大会の余韻が収束した『Dota 2』は、前週比9万人減の62万人となり4位へと後退した。しかし、SF6の急浮上とDota 2の反動減を除けば、5位の『Apex Legends』から10位の『Palworld』にいたるまで、多くのタイトルが前週と同等以上の水準をキープしている。市場の関心がTGSでの最新作発表に集まる中、既存タイトルも堅調な推移を見せた。
総括
今週のSteam市場は、TGS 2026の開幕を契機として格闘ゲーム(SF6)が急躍進するなど、秋のプロモーションイベントが明確なインパクトをもたらした。次週からは10月に突入し、秋の大型新作タイトルの連続リリースが始まる。TGSで高まった熱量がどの新作タイトルへ注ぎ込まれ、既存のトップ10構成に影響を与えるか注視したい。
