Minecraft BE(統合版)の基本的なエンド要塞の探し方と、ちょっとマニアックなエンド要塞についての豆知識を解説します。
エンド要塞の探し方
通常、エンド要塞はエンダーアイを使用して探します。
エンダーアイの作り方
エンダーアイはエンダーパールとブレイズパウダーからクラフトします。
「エンダーパール」はエンダーマンのドロップアイテム、「ブレイズパウダー」はブレイズのドロップアイテム「ブレイズロッド」からクラフトできます。
エンダーアイの必要数
エンド要塞を探す場合、エンダーアイを計15〜16個は用意しましょう。
エンダーアイは最終的にポータルを開くために最大12個、さらにエンド要塞を探すために数個必要になります。
エンドポータルには生成時にあらかじめ数個のエンダーアイが嵌まっていることがあります。またエンド要塞を探す道程で運が良ければエンダーアイをひとつも消費しないこともあります。これらの場合はエンダーアイを節約することが可能ですが、あくまで結果論なので事前準備としては12個+数個必要です。
エンダーアイの使い方
エンダーアイは投げると最も近いエンド要塞の方向に飛んでいきます。
エンダーアイをアイテムとして使用すると空中に放り投げることが出来ます。投げられたエンダーアイはエンド要塞の方向に飛び、一定距離飛んだら落下or消滅します。
エンダーアイが飛び去った方角にエンド要塞があるので、落下したエンダーアイを回収しながら要塞を探してください。
なお一直線で探し続けるよりも、たまに横にズレて三角計測したほうがエンド要塞までのおおよその距離を測りやすい場合があります。
エンダーアイが指し示す場所
エンダーアイはエンド要塞を示して飛びます。エンド要塞に近づくと最終的にはとある地点を示すように飛ぶので、示した先を地下に向けて掘り進めて下さい。
エンド要塞がみつかります。
エンド要塞の生成に関する検証
ここからはスピードランで世界記録を狙うためにエンド要塞を200個調べて生成の法則性を探りました。
検証方法
この検証はバージョン1.21で行っています。
①ワールドをランダムシードで生成。
②スポーン位置から最も近いエンド要塞をコマンドで特定。
③調査。
これを200回繰り返した結果をまとめています。
ここではあくまで上記の方法で特定の条件を満たすエンド要塞だけを取り上げています。調査範囲、条件を広げた場合には結果が異なる可能性もあります。
エンド要塞の80%超は村の下
今回の検証ではエンド要塞200個のうち160個以上が村の下に生成されていました。
村or村以外でみればかなりの確率の開きがあるので「エンド要塞は村の下に生成されやすい。」ということは言えると思います。
ただし村の種類に関しては単純にバイオームの生成比率=村の種類の比率による可能性が高いので「平原村の下にエンド要塞がある確率が高い」と言う予測は成り立たないと思われます。
エンド要塞は海面以下に広く分布
エンド要塞が生成される深さは海面以下。
Y=50以上、及びY=-40以下では極端に生成数が減っているものの、地下全体に広く分布していることがわかります。
エンドポータルの生成率は100%
今回調査したエンド要塞200個のうち、要塞内にエンドポータルが存在する確率は100%でした。
筆者の記憶では「エンド要塞が見つかってもエンドポータルが無い」というケースも以前は当たり前に存在したんですが、その後のアップデート(いつ頃かは不明)で改善されているようです。
エンド要塞の入口
エンド要塞には入口(のような)階段があります。
地中に埋っていて分かりづらいうえにドアのような明確な入口があるわけではないのですが、入口階段は要塞のなかでおおよそ一番高い位置に生成される螺旋階段です。
そしてエンダーアイを投げると必ずこの入口階段の北西の端を示します。
入口階段は必ずチャンクの中の北西側1/4にあたる部分に生成されるため、エンダーアイが示す入口階段の北西の端は必ずチャンク内座標で(2,2)の位置になります。
エンダーアイを使わないエンド要塞探し
ここからはエンダーアイを使用しないエンド要塞の探し方を解説します。
ただし、ここからは検証結果からの推測を含む不確定な情報も含まれます。
また基本的にはスピードランで必要な知識であり、一般的なサバイバルなどではあまり役に立つ知識ではないかも知れません。
村のオブジェクトと入口階段の位置関係
エンド要塞の入口階段については前述の通りですが、エンド要塞が村の下に生成された場合、入口階段の【チャンク内座標(2,2)】にあたるポイントと村のオブジェクトの位置関係にはある法則性があてはまります。
村の基準点
村には必ず中心的な役割を果たすオブジェクトが存在します。(集会所とも言います。)この中心オブジェクトの中で、エンド要塞を探すために使用する点をここでは仮に「基準点」と呼ぶことにします。
各オブジェクトと基準点は以下。(推測を含みます。)
村の種類 | 画像 | 名前(仮) | 基準点 |
---|---|---|---|
平原 | 噴水 | ベル | |
井戸 | ベル | ||
御神木 | まん中の木 | ||
ベルがある3つの露店 | ※後述 | ||
ベルが無い3つの露店 | フェイク ※集会所ではない | ||
2つの露店 | フェイク ※集会所ではない | ||
サバンナ | サバンナの井戸 | ベル | |
二つの井戸 | ベル | ||
サバンナの露店 | ベル | ||
テラコッタの噴水 | まん中の柱 | ||
雪原 | ランタン | ベル | |
十字の氷 | ベル | ||
氷柱 | 氷柱 | ||
タイガ | タイガの井戸 | ベル | |
タイガの道 | ※後述 | ||
砂漠 | 砂漠の井戸 | ベル | |
砂漠の噴水 | ※後述 |
基準点は基本的に中心オブジェクトの中の「ベル」であることが多数ですが、例外がいくつかあります。
ベル以外の基準点は検証を重ねるなかで「ココが基準なら同じ法則に当てはまる」という推測を元に定めています。あくまで憶測であることに注意してください。
オブジェクトの中にベルが2つ配置されている「平原の御神木」と「サバンナのテラコッタ噴水」に関しては、ベルとベルの中間=オブジェクトの中心を基準点にします。
また「雪原の氷柱」に関してはベルではなく氷柱を基準点にします。
「平原のベルがある3つの露店」「タイガの道」「砂漠の噴水」はオブジェクトの中のベルではなく、下の画像の位置を基準点にします。
基準点と入口階段の位置関係
基準点と入口階段のあるチャンク内座標(2,2)の位置関係を図解します。
・薄い青で示した範囲が基準点がある(村の中心オブジェクトがある)チャンクです。
・黄色の点は基準点があるチャンク及び隣接するチャンクのチャンク内座標(2,2)です。
このとき、基準点から最も近いチャンク内座標(2,2)の真下にエンド要塞の入り口階段があります。
例として、オレンジ色の点に基準点がある場合、右下のチャンクの(2,2)の位置(赤い点)がエンド要塞の入口階段と重なることになります。
あくまで村の下にエンド要塞がある場合の話です。どの村でもこの法則に従って掘ればエンド要塞がある、という意味ではありません。
エンダーアイを使用しないエンド要塞探しが必要なケース
先に述べた通り、この「基準点と入口階段の位置関係」は普通にサバイバルをプレイする上ではほとんど役に立たない知識です。
ではどんな時に役に立つかと言うと
スピードラン(ランダムシート)で
『たまたま見つけた村の下にエンド要塞があったらワンチャン世界記録が狙えそう。』
というケース。
闇雲に地下を掘っても【エンド要塞が無かった】のか、それとも【エンド要塞の隙間を通り抜けてしまった】のか判断が付きません。そんな時にこの位置関係の法則を知っていれば
『エンド要塞が見つかる』→攻略続行
『確実にエンド要塞が無いことがわかる』→リセット
の判断を迷いなく行うことが出来ます。スゴイですね。