ダメージシミュレーターを自作したことでワイルズの真相に辿り着きました(大げさ)。
ワイルズの攻撃力アップ系のスキルにある「×」効果と「+」効果。この計算の仕組みを知ることで最強(理論値)の組み合わせが判明しますん。
ざっくりダメージ計算式
ダメージ計算は超ザックリ言うと以下のような順序で計算されます。
攻撃力×物理モーション倍率×各種補正=物理ダメージ
属性値×属性モーション倍率×各種補正=属性ダメージ
⇒物理ダメージ+属性ダメージ=ダメージ
例えば…
武器スキルの「攻撃3:攻撃力+7」は式の『攻撃力』の算出時に計算されます。
防具スキルの「火事場5:攻撃力×1.3」も同じく式の『攻撃力』の算出時に計算されます。
武器スキルの「散弾・剛射強化」は式の『物理モーション倍率』の算出時に計算されます。
攻撃力の「×」と「+」
スキルの効果説明にある“攻撃力(基礎攻撃力)が上昇します”系のスキルには「×」と「+」が存在します。
で、重要なのは「×」と「+」の計算順序。
攻撃力にかかるスキル効果は必ず「×」が先に計算され、「+」が後に計算されます。(当たり前っちゃぁ当たり前ですが)
攻撃力「×」が超重要!
実際の計算例
例として、攻撃力250の武器があったとします。
蛮勇の食卓Ⅱの効果で攻撃力+25を適用すると、攻撃力は275になります。
蛮勇の食卓Ⅱ)▶250+25=275
同等の効果で、不屈の1回目の発動で攻撃力×1.1を適用すると、攻撃力は275になります。
不屈1回目)▶250×1.1=275
この状態でどちらも火事場5を発動した場合、攻撃力は以下のように変化します。
蛮勇の食卓Ⅱ&火事場5)▶250×1.3+25=350
不屈1回目&火事場5)▶250×1.1×1.3=357.5
同じく攻撃力275の状態で火事場5が発動したにもかかわらず、結果は「×」効果の不屈の方が大きくなることがわかります。
なんとなくユーザーのイメージ的には蛮勇の食卓Ⅱ&火事場5の場合
▶(250+25)×1.3=357.5
という計算式を思い浮かべるかも知れませんが、これは間違い。
あくまで「×」が先、「+」が後。
攻撃力「×」スキルは重複すると効果的
スキル単体の効果としては「×」でも「+」でも大きな差はありませんが、「×」スキルは複数を重ね合わせることで相乗効果が生まれ、さらに大きな伸びを見せることになります。
「×」スキルは強い!が選択肢は少ない
では「×」スキルのみを厳選して掛け合わせて行けば最強のスキルセットが完成するのでは!?という期待は間違っていません。が、現状ではスキルの数自体が少ないため、組み合わせのバリエーションは決して多くはありません。
「×」スキルの種類
現状(2025/5月執筆時点)では攻撃力「×」の効果を持つスキルは限られています。
- 攻撃(4,5)
- 不屈
- 火事場(2,3,4,5)
- 急襲(1,2,3)
- 根性【果敢】New!
攻撃はLv4から「×」効果が付与されるので、Lv3以下よりもLv4以上の方が最終的なダメージの伸びが大きくなりやすい。
不屈は2回目の発動で×1.21、火事場5は×1.3。ともに超強力ですが、発動に伴うリスクが大きい。
逆襲はLv3で×1.15の強力スキルですが、効果が急襲成功後の30秒間だけなので発動割合が極端に低い。
今後の追加スキルに期待
4月30日に登場した歴戦王レダウ素材で作れるレダゼルドγでは、新スキル「根性【果敢】」が追加されました。
根性【果敢】はダメージ軽減発動前の状態なら常に攻撃力×1.05の効果を持つ、数少ない「×」スキルです。
武器スキルと防具スキルを分けたシステムのせいでスキルの組み合わせバリエーションが少なくなりがちなワイルズなので、今後も「×」効果の新スキルが増えていってくれることを期待しましょう。