【マイクラ統合版】新ブロック『校正スカルクセンサー』を使った便利装置&周波数とフィルタリングについて解説

  

マインクラフト統合版(Minecraft BE/Bedrock)に新規追加される『校正済みのスカルクセンサー(Calibrated Sculk Sensor)』の特徴と使い方を解説します。

※この記事はプレビュー版1.19.80.22をもとに書かれています。
※ブロックの日本名称は正式実装までに変更になる場合もあります。

新ブロック『校正済みのスカルクセンサー』

バージョン「1.19.80.22」から追加される校正スカルクセンサーは、既存のスカルクセンサーに周波数のフィルタリング機能を備えた新ブロックです。

スカルクセンサー半径8ブロック以内のどんな音でも反応する
校正スカルクセンサー半径16ブロック以内の特定の周波数の音だけに反応する

“音に反応する”という新機能をもたらしたスカルクセンサーは、その実すべての音に反応してしまうことから使い勝手が悪いブロックでした。
が、校正スカルクセンサーは特定の周波数の音だけを拾うように設定できるため使い勝手が良く、真の「音センサー」として活躍することが期待されます。

音の周波数

マイクラ内の音にはそれぞれ周波数があります。
校正スカルクセンサーは特定の周波数だけに反応するように設定することができるので、どんな音がどの周波数なのかを知っておけば便利に使いこなすことができます。

周波数の例

音の種類音の周波数
歩行音(プレイヤー/モブ)1
着地音(プレイヤー/モブ)2
ベル/音符ブロックの音11
ドリップリーフが折れる音11
卵/雪玉の着弾音3
プレイヤーの食事音8
装備の装着音5
ドア開音10
ドア閉音9
ブロック設置音13
ブロック破壊音12
チェスト/タル開音10
チェスト/タル閉音9
※判明した周波数の一例です。

※プレビュー1.20.0.21で大幅に周波数の改変が行われました。
 上記表は改変後の周波数です。

※ここから下の記述は周波数改変前に書いた記事ですので記事内で登場する対応する周波数が古いものになっています。ご注意ください。

周波数の調べ方

知りたい音の周波数を調べる場合はこのような装置を準備します。

スカルクセンサーからコンパレーターで信号を取り出します。
この状態でスカルクセンサーの8ブロック以内で調べたい音を鳴らせば、周波数を信号強度に置き換えて表示することが出来ます。

校正済みのスカルクセンサーの使い方

校正スカルクセンサーは周波数のフィルタリングによって特定の音のみに反応させて信号を取り出すことができます。

フィルタリングする周波数を設定する

まずは校正スカルクセンサーが反応する周波数を設定します。
設定のためには、校正スカルクセンサーに周波数に対応した信号強度のレッドストーン信号を入力します。

例えば「着地音(周波数5)」に反応するようにするためには、信号強度5のレッドストーン信号を入力します。

信号強度はレッドストーンパウダーで伝達する際に“1ブロックにつき1減衰する”特性があるため、信号強度15のレッドストーントーチから11ブロック離れた位置までパウダーで信号をのばして信号強度を5まで減衰させ、校正スカルクセンサーに接続します。

これにより、校正スカルクセンサーは周波数5の音だけに反応するようになります。

画像)
校正スカルクセンサーにレッドストーントーチから強度5の信号を入力した状態。
この状態で校正スカルクセンサーから8ブロックの範囲内で周波数5の音を出せば、スカルクセンサーは音に反応して信号を発し、左にあるレッドストーンランプが点灯する。
なお周波数5以外の音には反応しない。

出力信号を装置に接続する

音に反応した校正スカルクセンサーはレッドストーン信号を発します。
この信号を動作させたい装置に接続すれば、特定の音に反応して動く装置になります。

※上図ではレッドストーンランプが“動作させたい装置”にあたる。

使用例)
鉄のドアに接続すると“半径8ブロック以内の着地音に反応して開くドア”が出来る。

校正スカルクセンサーは、このように「反応させたい音」と「動作させたい装置」を組み合わせてボタンやレバーに頼らないユニークな仕掛けを作ることが出来ます。