レッドストーン回路のなかでも使用頻度が高いクロック回路。
さまざまな種類があるクロック回路を装置の特性によって使い分けることができればレッドストーン回路の設計幅がぐっと広がります。
ここではクロック回路の代表例について説明します。
クロック回路とは
ON/OFFを半永久的に繰り返す回路。
同じ動作を繰り返す自動装置を作成する時などに便利。
短い信号を高速で発し続けるもの、長い周期で定期的に信号をだすものなど構造によって様々なタイプのクロック回路がある。
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観察者✕2で作るクロック回路
観察者2つを向かい合わせに配置するだけの、構造的には最も簡単なクロック回路です。
- 作成が簡単で省スペース。
- 装置の両端から高速で短い信号を発する。
- 動作タイミングは等間隔ではなく微妙に不安定。
- 信号間隔は観察者依存のためタイミング変更は不可能。
とにかく高速で信号を出し続けたい場合に向いています。
信号の発信間隔は等間隔ではないため、タイミングの正確性が重要な装置には不向きです。
コンパレーター減算モードで作るクロック回路
コンパレーターの信号強度の比較機能を使用したクロック回路で、作成コストが低い回路のひとつです。
- 低コストで作成可能。
- 高速かつ等間隔で信号を発し続ける。
- コンパレーターの動作間隔に依存するためタイミング変更は不可能。
作成コストが低く構造が簡単なので是非覚えておきたいクロック回路です。
(原理は初心者にはややこしい。)
レバーで簡単に装置のON/OFFをコントロール出来るので、必要なときだけ動かしたいクロック回路として便利です。
ただしレッドストーンパウダーも含めて全長5ブロックあるので省スペース化にはあまり向いていないかも。
反復装置とレッドストーントーチで作るクロック回路
トーチの信号と反復装置で作るクロック回路で、こちらも比較的作成コストは低めです。
- 低コストで作成可能。
- 反復装置の遅延を変えればクロックの間隔を調整可能。
原理さえ理解すれば簡単に安価で作成でき、クロックタイミングを調整することが出来るのでいろいろな場面で重宝します。
この回路自体のON/OFFは構成するブロック(のどれでもOK)にレバーを取り付ければ可能。
ON/OFF出来てタイミングも調整可能で安価で簡単というかなりパーフェクトなクロック回路です。
吸着ピストンで作るクロック回路
吸着ピストンとレッドストーンブロックで作るクロック回路です。
- ガチャガチャうるさい。
- ブロックの形状に依存しているので再ロードに強い。
- 作動間隔はピストンに依存するのでタイミング調整は不可能。
作動音がうるさいのであまり使い勝手が良い回路ではありませんが、信号の移動をブロックの形状(ピストンの伸縮)で持っているのでシミュ距離外からの復帰やネザーからの帰還、ワールド読み込み時などの「再ロード」を挟んでも回路が壊れない(信号が飛ばない)という利点があります。
ホッパーを向かい合わせたクロック回路
ホッパー間のアイテムの移動を利用したクロック回路です。
- 最長約2分まで間隔を調整できる。
- ブロックの移動、アイテムの移動に依存しているので再ロードに強い。
一般的に『ラブホッパー』などと呼ばれる装置で、長周期のクロック回路として作動します。
回路の接続を変えると作動から一定時間でOFFになる「タイマー」としても使用可能です。
ホッパーのインベントリ5枠すべてをアイテムで埋める(64×5個)と約2分間隔で動作し、アイテムを減らして間隔を短く調整することも出来ます。
ホッパーを環状に組み合わせたクロック回路
向かい合わせのホッパーよりも作動間隔を伸ばしたクロック回路です。
- 最長約4分まで間隔を調整できる。
- ブロックの移動、アイテムの移動に依存しているので再ロードに強い。
上記のラブホッパーよりも作動間隔が長い超長周期クロック回路です。
ホッパーが2つの場合はレッドストーンブロックの動作2回で1周、ホッパーが4つではレッドストーンブロックの動作4回で1周となるため最長周期は2倍となります。
回路を環状ではなく一か所を途切れさせることでクロックではなくタイマーとしても使用でき、長時間待って自動的にOFFしたい装置などに使用することが出来ます。
他にもいろいろな形、機能を持ったクロック回路が作成可能です。
基本形を覚えれば用途に応じた応用もできるようになりますよ。
これも便利でよく使う!論理回路の解説
こちらも使用頻度が高いレッドストーン回路の解説記事です。
クロック回路を覚えたらこちらもどうぞ。
▶2つのスイッチで出力をコントロールするレッドストーン回路【論理回路】
▶階段の上下にあるようなスイッチ【三路スイッチ】