【マイクラ統合版】バイオームの基本と1.18で追加された3Dバイオーム

1.18から追加された3Dバイオームについての検証と、既存のバイオームの概念についてわかっていることをまとめました。

記事の内容

統合版におけるバイオームとは

マイクラのバイオームとは、草原や砂漠、海や川などの地形生成の元となる内部的に決められた地形範囲のことを言います。
バイオームはその土地の性質を決める絶対的なルールなので、一度生成されたワールドではブロックを置き換えても何をしても決められたバイオームの性質が変わることはありません。

バイオームはシード値によって決められているので、同じシード値でワールドを生成すれば全く同じ地形のワールドを生成することもできます。

『chunkbase(チャンクベース)』という外部ブラウザツールを使用すればバイオームの確認、検索を行うことも可能です。

バイオームは地形生成のほかにも、その範囲で湧くモブの種類を限定する機能があります。
草原で湧くモブ、海で湧くモブなど、地形によって異なるスポーンルールはバイオームに紐づいて決められています。

なお統合版では各バイオームのY軸範囲は無限になっています。
そのため地表でも地下でも上空でも基本的にバイオームのルールに従って同じ種類のモブをスポーンさせることが可能で、天空トラップなどはこのルールを利用して作られます。

1.18から実装された新しい仕様で、既存のY軸無限のバイオームとは違い、Y軸範囲も含めて立体的に定められた特定のバイオームを3Dバイオームと呼びます。

上の図は、左が繁茂した洞窟。
そして右がこの周辺をくり抜いて地下熱帯魚のスポーン位置をマーキングした結果。
地下熱帯魚が湧く＝繁茂した洞窟バイオームであると仮定すれば、右の紫のステンドグラスが置かれた形状で繁茂した洞窟バイオームが広がっていることになります。

結果として、繁茂した洞窟バイオームはY軸無限ではなく、Y軸にも一定の範囲を持った立体的なバイオーム＝3Dバイオームであることがわかります。

見た目上の繁茂した洞窟（左図）に対して内部的な繁茂した洞窟バイオーム（右図）の方が広範囲で広がっているのは、おそらく繁茂した洞窟バイオームの中で周囲の地形との境界をブレンドした結果見た目上の繫茂した洞窟が生成されているから、と考えられますね。

同じく鍾乳洞バイオームも3Dバイオームであることが確認できます。

鍾乳洞では新たにドラウンドが湧くようになっています。
これにより、海でも川でもないのにドラウンドが湧く位置＝鍾乳洞バイオームであるという仮定で同じく形状を測定することができます。

画像は鍾乳洞をくり抜いてドラウンドの湧きをマーキングした結果です。
黄色いステンドグラスがスポーンを確認した位置ですが、大きすぎたのでバイオームの上端を探った段階でギブアップしました。

この画像から、鍾乳洞もY軸無限ではなく、Y軸にも一定の範囲を持った立体的なバイオームであることが確認できます。

3Dバイオーム特有のモブを探す場合やトラップを作成する場合、まずは3Dバイオームの位置を特定する必要がありますが、上記画像のような検証を毎回行うのは大変すぎます。

そんなときの見極め方として、基本的には見た目上の特徴が探すバイオームに一致しているなら、そこには内部的にも3Dバイオームが存在していると考えていいでしょう。

ただし、端に行けば行くほど周囲のバイオームとのブレンドで内部的なバイオームと見た目が食い違っている可能性があるので、正確に湧き層などを建設したい場合はなるべく中央を狙った方がいいかも知れません。

繁茂した洞窟では、不透過ブロックと水があれば熱帯魚が湧きます。
熱帯魚はプレイヤーを中心とした12～32ブロックの球体範囲に湧くので、繁茂した洞窟に水を設置して少し離れて待ってみましょう。

なお、暖かい海で湧く熱帯魚は地表判定で20匹まで湧きますが、繫茂した洞窟で湧く熱帯魚は地下判定なので暖かい海の密度上限とは別枠で計算されています。
検証では30匹を超える数も確認できましたが、正確な上限数は分かりません。

繁茂した洞窟で粘土と水があればウーパールーパーが湧きます。
繫茂した洞窟内に生成時点で粘土層と水たまりが生成されている場合があるので確認してみましょう。

湧き範囲は敵モブなどと同じようにプレイヤーから24離れた地点（外周はシミュ距離依存で変わる）なので、少し離れて待ってみましょう。

なお、生成された粘土層じゃなくても繫茂した洞窟バイオーム内であれば自分で粘土と水を設置して湧かせることができます。

海と川で湧くドラウンドですが、鍾乳洞バイオームでも湧くようになりました。

鍾乳洞バイオーム内に水があれば湧きますが、注意事項が一点。
洞窟なのに地表判定で湧きます。

洞窟の天井を取っ払って空を露出させないと湧かない＝そもそも出会わないという謎仕様です。