マイクラでレッドストーン回路を使用していると「2つの入力の組み合わせで出力をコントロールする回路」を使いたい場面、結構あるんですよね。
2つのスイッチで1つの照明をON/OFFしたい。
2つのスイッチ両方をONにしたときだけ出力もONにしたい。
どちらか一方だけがONのとき出力をONにしたい。
とか。
これらは論理回路と呼ぶそうですが、小難しいことはわからなくてもパターンで覚えておけば使い勝手は格段に広がります。
ここではそんな技あり回路を何点か説明していきます。
2つの入力がONのときに出力もONになる回路(AND回路)
入力1 | 入力2 | 出力 |
---|---|---|
OFF | OFF | OFF |
ON | OFF | OFF |
OFF | ON | OFF |
ON | ON | ON |
2つの入力のうち、両方がONのときだけ出力をONにする回路です。
一方だけの入力では出力はONになりません。
- 条件を2つクリアしないと開かない扉
(「鍵が2つ」とか、「2人同時に」とか。)
などに使えます。
2つの入力がONのときだけ出力がOFFになる回路(NAND回路)
AND回路の応用で、出力部分のレッドストーントーチを省けば「両方がONのときに出力をOFFにする」ことが出来ます。(NAND回路)
入力1 | 入力2 | 出力 |
---|---|---|
OFF | OFF | ON |
ON | OFF | ON |
OFF | ON | ON |
ON | ON | OFF |
どちらか一方でもONであれば出力がONになる回路(OR回路)
入力1 | 入力2 | 出力 |
---|---|---|
OFF | OFF | OFF |
ON | OFF | ON |
OFF | ON | ON |
ON | ON | ON |
入力のどちらか一方、もしくは両方がONになったときに出力もONになる回路です。
何に使うかというと・・・あんまり使ったことないかも?
両方がOFFのときだけ出力がONになる回路(NOR回路)
OR回路の出力を反転するとNOR回路になり、両方の入力がOFFの時だけ出力がONになります。
入力1 | 入力2 | 出力 |
---|---|---|
OFF | OFF | ON |
ON | OFF | OFF |
OFF | ON | OFF |
ON | ON | OFF |
どちらかが一方がONのときだけ出力がONになる回路(XOR回路)
入力1 | 入力2 | 出力 |
---|---|---|
OFF | OFF | OFF |
ON | OFF | ON |
OFF | ON | ON |
ON | ON | OFF |
どちらか一方だけがONのときに出力もON、両方がOFFのときだけではなく両方がONのときにも出力がOFFになります。
- 2進数の足し算(繰り上げはAND回路)
- 階段照明の上下スイッチ(3路スイッチ的な役割)
などに使えます。
両方が揃ったときだけ出力がONになる回路(XNOR回路)
XORの応用で、出力をレッドストーントーチで反転させると「両方の入力が揃ったときにON」になる回路を作ることが出来ます。
入力1 | 入力2 | 出力 |
---|---|---|
OFF | OFF | ON |
ON | OFF | OFF |
OFF | ON | OFF |
ON | ON | ON |
アレンジは想像力
回路の基本だけ数パターンを説明しましたが、実際はこの形のままではなく使用する装置に合わせてアレンジした形になると思います。
入力と出力の関係性を把握して、自由にアレンジして使えるようになりましょう。