Switch、XboxOne、Windows10などでプレイできるマイクラ統合版で、簡単回路のアイテム自動仕分け装置の作り方を解説します。
シンプル設計でありながらオーバーフローで壊れるようなこともなく、マイクラ生活がさらに快適になること間違いなしですな^^
アイテム自動仕分け装置はトラップのドロップアイテム整理に超便利
今回のアイテム自動仕分け装置作成のきっかけは、統合版でもしっかりと動く非天空トラップタワーの完成です。
腐肉、矢、骨、火薬など複数のアイテムが大量に溜まっていくので、チェストひとつに乱雑に収納したのでは使い勝手が悪い。
そんな時は、このアイテム自動仕分け装置をくっつけるだけで全自動でドロップアイテムを整理してくれるので本当に快適ですよ。
他にもゾンビやスケルトンなどのスポナートラップや、作物の自動収穫装置に併用しても便利なので是非作ってみてください。
アイテム自動仕分け装置完成イメージ
今回作成するアイテム自動仕分け装置の完成像がこちら。


仕分け対象のアイテム数やチェストの数は、同じ仕組みで横に自由に増やせます。
今回はゾンビ、スケルトン、クリーパー、ウィッチが湧くトラップのドロップアイテム整理用なので、「腐肉」「骨」「矢」「火薬」「レッドストーン」「グロウストーンパウダー」「砂糖」に対応させ、残りのドロップアイテムは仕分けされずに最後のチェストに格納されるようにしていますよ。
アイテム自動仕分け装置の作り方
では実際に、アイテム自動仕分け装置を作っていきましょう。
作成するのは
- アイテム自動仕分け装置本体
- ドロッパー&水流エレベーター
- ドロッパー制御用クロック回路
の3パーツです。
アイテム自動仕分け装置
まずはアイテム自動仕分け装置の本体です。
まず、チェストを配置します。

自動仕分け装置の場合、一般的にはスペースの関係でチェストを縦に並べることが多いんですけどね。
私の場合は「チェストは絶対横並び」という美学があるのでこれを貫きますw
チェストの数は仕分けしたいアイテムの数に合わせてご自由に。
続いてチェスト裏にホッパーを設置します。

1番上の段はトラップの処理層側から装置全体にアイテムを流すための経路なので、横向きに直列で繋いでいき、最後のひとつだけ下向きにします。
2段目のチェストがこの装置の心臓部。
上からはアイテムを吸うけど勝手にアイテムを排出しないように、ホッパーの排出口はチェストの1段上の何もないマスへ向けてください。
3段目と4弾目はチェストにアイテムを送る役目なので、各ホッパーを上下のチェストにうまく割り当ててください。
チェストとホッパーの配置が済んだら、装置の回路を作っていきます。
まずは2段目のホッパー裏にコンパレーターを設置。

コンパレーターを設置するために下にブロックも置いてますよ。
このコンパレーターは2段目のホッパーを監視し、アイテム数が一定以上になったら信号を発する、という役割になります。
続いてコンパレーター下(のブロックの下)にレッドストーントーチを配置。

このトーチは3段目と4段目のホッパーの機能を停止させておく為のものですね。
ホッパーのように『常にON』状態のブロックは、信号を受け取ることでOFFにすることが出来ます。
続いてレッドストーントーチをくっつけたブロックの裏側にリピーター(反復装置)を設置します。

このリピーターは装置作動時にレッドストーントーチをOFFにするためのものです。
ここまでの配置はこんな感じ。

2段目のホッパー→コンパレーター→リピーター→レッドストーントーチ
の順番に信号が伝われば、3段目と4段目のホッパーの機能がONになってアイテムをチェストへ吸い込む、という流れです。
最後にレッドストーンを配置すれば この回路は完成ですね。

上から見て露出しているブロック3列にレッドストーンを敷き詰めればOK。
横のレッドストーンとも繋がってしまいますが、コンパレーターから発する信号が『強度3』を超えないように工夫することで最短距離にあるリピーターまでしか信号が届かないように設計しています。(信号強度については後で解説します)
最後に、2段目のホッパーに仕分けのためのアイテムを入れていきます。

ホッパーには5つのアイテムスロットがあります。
ここに、画像のように
- 仕分けしたいアイテムを41個入れる。(無ければ1個でも可)
- 金床で名前を付けたアイテムを1個ずつ4スロットに入れる。
の2点を行ってください。
名前を付けたアイテムは、たとえ同じアイテムがホッパーを通過した場合でも名前が違っていればスタッキングされないという特性があります。
そのため、画像の石(名前は「Dummy」)が入った4つのアイテムスロットは、放っておいても永遠に数が増えることはなく、この状態を保ってくれます。
結果として、残りの1スロットに入った「矢」以外はこのホッパーに入ってくることは無い、ということになりますね。
コンパレーターで検知する信号強度
なお、矢を41個入れているのは信号強度に関係しています。
ホッパー内のアイテムをコンパレーターで検知する場合、ホッパー内のアイテムの数によって出力信号の強さが変わるようになっているんですね。
一部を例としてあげると
- アイテム0個 → 信号強度「0」
- アイテム1個 → 信号強度「1」
- アイテム23個以上 → 信号強度「2」
- アイテム46個以上 → 信号強度「3」
- アイテム69個以上 → 信号強度「4」
- ・・・
※アイテム数は64個で1スタックとなるアイテムで換算
となります。
今回のアイテム自動仕分け装置の回路では、信号強度が3の時に最短距離に置いてあるリピーターまで信号が届くように設計してあるため、ホッパー内のアイテム数が計46個を超えた時に下のホッパーがアイテムを吸い出し、アイテム数が45個以下になると下のホッパーが停止するようになっています。
そのため、仕分け指定用に入れたアイテムが42個を超えた時に自動仕分けが始まり、41個に戻ると装置が停止する、ということですね。
なお、仕分け指定用のアイテムが41個に満たない場合は仕分け装置が停止しているため勝手に溜まってくれます。
最初に入れるアイテム数が足りない場合は『最低1個でも良い』の理由がこれです。
また、下のチェストやホッパーがいっぱいになってしまって仕分け用のホッパーに想定以上にアイテムが溜まってしまったとしても、名前付きのアイテムで4スロットを制限しているのでMAXのアイテム数が68個となり、絶対に信号強度が4に到達しない=隣の仕分けホッパーに影響しないという安心設計にもなっています。
ドロッパー&水流エレベーター
アイテム自動仕分け装置の本体が完成したので、次はトラップの処理層から仕分け装置の起点までアイテムを運搬する経路を作ります。

まぁ水流エレベーターはかなりベーシックなギミックなので、説明もさっくりと。
トラップ処理層の足場となるホッパーをドロッパーに接続し、ドロッパーの射出口が水流エレベーターに面するように配置します。
水流エレベーターの一番上の部分はアイテム自動仕分け装置の起点となるホッパーまで水流を伸ばし、上がってきたアイテムが流れ込むようにします。
そして、このままではドロッパーを動かす動力がないので、次の項目で回路を作っていきましょう。
ドロッパー制御用クロック回路
敵mobがドロップしたアイテムがドロッパーに格納されたことを検知し、自動でアイテムを水流エレベーターに吐き出すための回路を作ります。
なお、ドロッパーは一度の信号で1個のアイテムしか吐き出さないため、ここでは連続して何度も信号を送る『クロック回路』が必要になります。
また、クロック回路をずっと動かしているとカチカチうるさいので、ドロッパーにアイテムが入っている時だけ作動するように自動化していきます。
まず、ドロッパーを動かすためのクロック回路。
これは、観察者(オブザーバー)を向かい合わせで置くだけで作れます。
観察者は目の前のブロックの変化を察知し後ろに信号を出すので、向かい合わせに置くことで「前にブロックが置かれた」→「前の観察者が信号を出した」→「前の観察者が信号を出した」→・・・・・という無限ループ状態になるんですね。
で、これをON/OFFするためには吸着ピストンで一方の観察者を動かせばOK。

こんな感じの配置になります。
次に、ドロッパーにアイテムが入ったことを検知して吸着ピストンを動かすための回路を設置します。

これはコンパレーターで監視して、信号をピストンまで持っていければOK。
これで自動で作動する超コンパクトなクロック回路が完成です。
簡単ですね~^^
動画と合わせてご覧ください
画像と文章では細かい部分がどうしてもわかりづらい・・・。
という方は、Youtubeに動画もアップしてますので参考にどうぞ^^
ついでに高評価とチャンネル登録もしていただけると主はウレシイw
最後に
全自動のアイテム自動仕分け装置を作ってみました。
原理さえわかれば簡単ですよね^^
仕分けアイテムの指定を替えたり、接続先をトラップではなく任意のチェストにしたりすればいろんな使い道が生まれますから、是非ともこの装置の仕組みは覚えておいてください。
なお、この装置を作りきっかけになった『非天空トラップ』についても是非チェックしてみてください。
統合版ではなかなか集めづらい『火薬』を大量入手できるので、TNT整地やエリトラでの空中散歩が超捗りますよ^^