【マイクラ統合版】Minecraft with RTXとは?リアルタイムレイトレーシングと動作環境について

マインクラフト統合版
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2019年、マイクラ統合版(Minecraft BE)がリアルタイムレイトレーシングに正式対応しました。
正式サービス名は『Minecraft with RTX』。
本記事では、リアルタイムレイトレーシング機能と、対応する動作環境について解説します。

RTXとは?

RTXとは、NVIDIA社が製造販売するGPU『GeForce RTXシリーズ』を指します。
そして『Minecraft with RTX』とは、Microsoft(Mojang)とNVIDIAがコラボしたMinecraftの新しいグラフィック機能と言うことになります。

グラフィックボード『GeForce RTXシリーズ』の最大の特徴は、これまでは実現が難しかったリアルタイムでの緻密な光線計算(リアルタイムレイトレーシング)が可能になったという点があげられます。

リアルタイムレイトレーシングとは?

リアルタイムレイトレーシング(realtime ray tracing)を直訳すると「実時間処理での光の追跡」。
機能的にもその名の通り、リアルタイムレンダリング3Dにおいて厳密、緻密な光線計算を行うことを言います。

 

3D表現には大きく2種類、「リアルタイムレンダリング」と「プリレンダリング」が存在します。
「リアルタイムレンダリング」とはその名の通り即時描画される3Dを指し、プレイヤーの操作に反応して描画される3Dゲームは基本的にすべてリアルタイム3Dです。
対して「プリレンダリング」とはあらかじめ描画出力された3D画像を指し、レンダリングされた画像の連続描画によって動画化されています。
(最終アウトプットは2Dアニメと同じ平面画像の連続投影。)

リアルタイムで行う凄さ

映画のVFXやゲームのムービーシーンと呼ばれる映像の一部はプリレンダリングで動画化されたものを再生しているため、操作可能なリアルタイムレンダリング3Dで描画されるゲームパートよりも格段に綺麗な映像に仕上げることが出来ます。

プリレンダリング時にはとても緻密な光線計算を行って光の透過や反射などの表現を行いますが、これには膨大な時間(1フレーム吐き出すのに数時間かかることも…)を必要とします。

対してリアルタイムレンダリング3Dは、瞬時に画面を描画するために光線計算を簡素化し、疑似的に“それっぽい”効果を得る程度に留まるのがこれまでの3D界の常識でした。

が、これまで不可能に近かったリアルタイムレンダリング3D上での緻密な光線計算を実現してしまったのがRTXシリーズだということです。

Minecraftにリアルタイムレイトレーシングを導入する効果

リアルタイム3Dは複雑な光の計算を行えないため、光表現を別の技術で代用することで進化してきました。
皮膚や服の細かな凹凸をテクスチャーに直接書き込むことで平坦なモデルに質感を与え、陰影を書き込むことで立体感を与えたり。
これらは本当の光の当たり方、見え方を計算することが処理的に難しいから進化した機能、技法です。

結果として、リアルタイムレイトレーシング機能を使わなくてもすでに一定以上のクオリティが表現できるところまでゲーム3Dは進化してきました。
そして、すでにこれらの代替表現で3Dが埋め尽くされているため、リアルな光線計算を新たに上乗せしてもそこまで劇的な変化がない、というジレンマがあったりなかったり。

シンプルが故の大きな効果

ではMinecraftはどうかというと、説明の必要がないほど素がシンプルです。
立方体のブロックと必要最低限の簡素なテクスチャーで構成された世界ですから当然です。
余計な視覚情報を省き、あえて中途半端な進化を踏まないことでプレイヤーの想像力を掻き立てるというコンセプトで作り上げられたビジュアルは、現在の3Dゲームタイトルのラインナップのなかで異色といえるほど簡素。

そしてこの思い切った簡素さが、リアルタイムレイトレーシングの効果をぼかさずストレートに反映するため変化量が大きく、効果を体感しやすいと言えるでしょう。

Minecraft with RTXを使用するための動作環境は?

Minecraft統合版でリアルタイムレイトレーシング機能を有効に出来る動作環境は
『RTXシリーズのグラフィックボードを搭載しているPC』のみとなります。

残念ながら同じく統合版をプレイできるiOS/Android/Switch/Xbox/Playstationは非対応なので、リアルタイムレイトレーシングを体感するにはPC環境への乗り換えが必要になります。

リアルタイムレイトレーシング対応のゲーミングPC

そもそもは高いPCスペックを必要としないMinecraftですが、リアルタイムレイトレーシングを有効にするにはNVIDIA製のグラボ『GeForce RTXシリーズ』の搭載が必要になります。

一般的に高性能なグラフィックボードを搭載したPCをゲーミングPCと呼びます。
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