マイクラ資材の基本の「キ」といえば「木」。
ネザーアップデートで追加された「クリムゾンきのこ」や「歪んだきのこ」を除き、統合版で木材といえば樫、樺、トウヒ、ジャングル、アカシア、黒樫の6種類。
このうち太さ4ブロックの大木が前提となる黒樫と枝分かれが激しいアカシアを除いた4種類に対応し、且つなるべくシンプルに設計した原木製造機を紹介します。
木の成長ルール
原木製造機を作るために、まず木の成長ルールを簡単に説明します。
ただ作り方だけコピーするのではなく、しっかりと仕組みから覚えてね。
木の成長抽選(イメージ補完)
プログラムを解析したわけではないので現象から推測するイメージですが、木は
- 成長するorしない抽選
(しない場合は1に戻る) - 成長サイズを決定
- サイズに適した空間チェック
- 成長
(空間なし→成長をキャンセルして1に戻る)
といった順番で成長していると考えられます。
そのため成長を阻害する狭い空間で育てようと思うと段階4でキャンセルを繰り返し、実際に成長するまでに長い時間を要してしまいます。
さらに適した空間がない場合は一生成長しません。
もしも3→2→1→4の順番ならスムーズなんですけどね。
木の成長に必要な空間
木の成長には、成長後の形状とは違う「最低限必要な空間」が決められています。
そしてこれは木の種類によっても違います。
以下の画像は成長に必要な空間を図形で表したものです。
今回紹介する原木製造機に必要な形状だけ調べた図なので細かくは抜けもあるかもですが、ザックリ説明すると赤いガラスは成長に必要な空間、黄色いガラスは成長サイズを左右する空間です。
ジャングル、樺、トウヒは枝分かれ無しの幹一本で育つので必要な空間の形状もシンプル。
大して樫とアカシアは枝分かれもあるのでちょっと特殊な形状の空間になっています。
樫は黄色いガラスの位置を塞げば枝分かれ無しの低木に限定でき、アカシアは黄色いガラスの塊の上半分に阻害があれば低い木、下半分に阻害があれば高い木に育つ傾向があるようです。
全種に共通する範囲として幹を中心とした5×5の範囲の確保が必要であることはとても重要なので覚えておきましょう。
(樫のみ幹に隣接する範囲にブロックがあっても育ちますが、空間が確保できていれば成長が早まる効果があります。)
4種対応の原木製造機
ここからはようやく原木製造機の作り方。
特殊なアカシアを除いた4種に対応した装置を作りましょう。
そのあとにアカシアを含む5種対応の装置にアレンジすることも可能です。(後述)
1,骨粉用回路
まずは装置の立ち位置と骨粉噴射用の回路を作ります。
感圧版の上に立つと観察者を向かい合わせたクロック回路が完成する仕組みです。
観察者の上側、信号の出口には後で不透過ブロック&発射装置を置くことになります。
2,農地と苗木回収用ホッパー
先ほどの装置の上に発射装置、土、ホッパーなどを置いていきます。
クロック回路の観察者の上に不透過ブロック、その上に発射装置。
あとは画像のように土、ホッパー、チェストを配置してください。
ホッパーはすべてチェストへ向かって接続するように。
3、ピストン配置
吸着ピストン、ピストン、観察者、ブロックを画像のように配置してください。
回路が完成するまでは1段のみでOK。
4,回路設置
ピストン制御用の回路はこのように。
木の成長によって拾った信号を各ピストンに伝えていきます。
画像の数字はピストンが動く順番。
④のピストンに信号を送る観察者は、その後ろに設置した上向きピストンを観察しています。
なお、②に向かう遅延は反復装置を一つ(クリック0)増やし、③に向かう回路はあと3クリック(+1×3カ所)して遅延を増やすと動作が安定します。
画像通りに作っても不具合がある場合は試してみてください。
5,安全装置
ちょっと画像では見づらいですが、骨粉発射装置を制御する安全装置です。
ピストン作動中に次が育つと装置が壊れるため、ピストンの動作が落ち着くまで骨粉の噴射を抑制する機構ですね。
画像の右から引っ張っている信号は②のピストンに向かう信号を分岐させて観察者をはずすピストンへ。
画像の左から引っ張っている信号は③のピストンに向かう信号を分岐させて観察者を戻すピストンへ。
6,ピストン積み上げ
次にピストン、観察者を積み上げていきます。
配置は先ほどの俯瞰の画像のままで、それぞれを7段まで積み上げてください。
なお、観察者の前には葉っぱによる誤作動を防ぐためにガラスを置きましょう。
7,積み上げピストン回路
①③④の裏側です。
①③はそれぞれガラスを交互に積み上げたのぼり信号からピストン裏のブロックまで信号を引いています。
④はスペースが無いため観察者の前にガラスを積み上げ、下にある上向きピストンで持ち上げるようにしています。
④はさらに、画像のようにガラス押し戻し用の回路を設置しましょう。
②のピストンの裏はガラス積み上げの上り回路から各ピストン裏へ信号を引いています。
8,原木まとめピストン
④で押し出した原木は、その先に面で押し出すように大量のピストンを配置します。
ピストンで押せるブロックは12ブロック。その先端から8列分、高さ7段分のピストンを使用します。
回路は最も遠い最下端ピストンの下にレッドストーントーチを置き、画像のように信号を拾うことで検知しています。
裏面はこんな感じ。
ここでもガラス積み上げ回路から各ピストンへ信号を伸ばしてください。
9、樫の木モードスイッチ
最後に、特殊な成長ルールを持つ樫の木の枝分かれを防止する『樫の木モードスイッチ』を設置したら完了です。
苗木を植える土ブロックの上方、下向きピストンのピストンアームが伸びた時に高さ8ブロック目を塞ぐようにピストンを配置します。
あとは回路が他に干渉しないように操作しやすい位置まで信号を引き、レバーでONOFF出来るようにしておきましょう。
樫の木を育てる場合はON、それ以外の木を育てる場合はOFFにして使用します。
10,完成
これで完成です。
樫の木モードのONOFFに注意して、苗木を土に植えましょう。
骨粉の噴射と原木の並べ替えは自動化されてます。
ある程度溜まったら手作業でコリコリしてください。
動画でもご覧いただけます
結構複雑な装置なので、わかりづらい方は動画でも確認してみてください。
なお、ちょっと改造すればアカシアにも対応することが出来るので興味がある方は合わせてどうぞ。