マイクラでもメジャーな人気トラップのひとつである『スライムトラップ』。
特殊な湧き条件と適度な作成の難易度から得られる達成感も大きく、さらに吸着ピストンの素材となるためアイテムの必要性も高い。
今回はそんなスライムトラップを、なるべく簡単簡易な方法で作っていきます。
スライムトラップは天空化が出来ない
スライムの湧き条件は以下の通り。
- 湿地バイオームorスライムチャンクで湧く。
- 湿地バイオームでは明るさ7以下の時に湧く。
- スライムチャンクでは明るさを問わずに湧く。
- スライムチャンクではY=39以下の高さに湧く。
湿地バイオームでの湧きに座標の高さが関係しているかどうかは知りません(Wikiでは50~70とあるが私は試していない)が、天空には湧かないことは確認済み。
さらに湿地バイオーム自体が限定された場所にしかないことと、明るさ7以下では他のモンスターも湧いてしまうため選別が困難になってしまうことからスライムトラップはスライムチャンクに作成することがベターです。
そしてここで大きい障壁となるのが『Y=39以下』の縛り。
自然湧きのモンスターは統合版でも天空トラップが開発されて便利になりましたが、スライムは高さ制限があるため天空化できず、広大な範囲の湧きつぶしが必要になってしまいます。
簡易設計で湧きつぶしを簡単に
そこで今回の『簡易スライムトラップ』はなるべく湧きつぶしが簡単になるように設計し、さらに掘る量も最小限。
結果として効率は最大効率で作った場合の約50%に留まりますが、ぶっちゃけスライムボールって吸着ピストンくらいしか使い道がないのでこれで充分。
竹で作る足場ブロックが追加された時点で、それまで足場用として重宝していたスライムブロックは活躍の場がほとんど無くなってるんですよねw
簡易スライムトラップの作り方
では早速、順を追って作っていきましょう。
スライムトラップ用の場所選定
まずは作成場所を探します。
条件は『なるべく平らで何もない場所』。
近くに木や森、川や山などの複雑な地形があると湧きつぶしが困難になります。
そのため、だだっ広い平原バイオームなどの土地を探しましょう。
スライムチャンクはCHUNK BASEで
頑張れば自力でも見つけられるスライムチャンクですが、簡単且つ確実に見つけるためには『CHUNK BASE』というサイトの『スライムファインダー』を活用します。
使い方は、以下の図を参考に座標とゲームタイプを選ぶだけ。
緑で表示されるチャンクがスライムチャンクです。
スライムチャンクは特定しづらいだけで、実はそこら中に広がっているんですね。
スライムチャンクをY=39まで掘る
如何に『簡易』といえども、それなりに掘る必要があります。
今回の設計ではスライムチャンクの16×16ブロックの範囲を、高さY=39まで掘り抜きましょう。
地味で面倒な作業ですが、これさえ終われば完成したも同然ですから気合を入れて頑張って。
掘り終えたら、最後は忘れずに松明で湧きつぶしをしておきましょう。
明るさを7以上に保つことでスライム以外のモンスターの湧きを防止できます。
掘り終わったらスライムの湧きを確認
スライムチャンクはCHUNK BASEで探したのでまぁ確実ですが、一応湧きの確認をしておきましょう。
モンスターはプレイヤーから25ブロック以上離れないと湧きません。
なので穴から出て地表で待機するくらいの距離感でOK。
さらに、昼間であれば周りの地表にはモンスターが湧かず、明るさ不問のスライムしか湧くことが出来ないので簡単にチェックできます。
スライムの処理装置を作る
湧きが確認出来たら、次は処理装置を作りましょう。
トラップ作成段階で手に入る素材別に何種類か紹介しますので、状況に応じてお好きなものを採用してください。
オススメはアイアンゴーレム&サボテン方式
個人的に最もおすすめなのはアイアンゴーレム&サボテン方式。
アイアンゴーレムでスライムを集め、サボテンの接触ダメージで処理する方法です。
まずスライムチャンクに隣接した2×3の範囲にホッパーと砂、サボテンを配置し、ホッパーはチェストに接続しておきます。
そしてサボテンの上にアイアンゴーレムを召喚し、出られないように柵を設置しましょう。
これだけで湧いたスライムはアイアンゴーレムに気づいて向かってきて、自らサボテンにぶつかって処理されていきます。
サボテンが手に入らないなら焚き火でもOK
まだ砂漠を見つけていないためにサボテンが手に入らないこともあるでしょう。
(行商人から入手できる可能性もありますが)
その場合は、焚き火をクラフトして処理に使いましょう。
先ほどの2×3の範囲をもう一段低くしてホッパーを6個設置。
そしてホッパーの上に焚き火を6個敷き詰めれば完成です。
焚き火は上に乗ったモンスターにダメージを与え、ドロップしたアイテムは下のホッパーで吸い取ることが出来るので超便利です。
マグマブロックでもいいですが、その場合は下の回収機構が複雑になってしまうのであまりおすすめしません。
鉄を節約したいならアイアンゴーレムではなく水路でOK
アイアンゴーレムは鉄ブロックを4つとカボチャを1つ使います。
が、鉄は使い道がたくさんあるので節約したい、という方もいるでしょう。
その場合は、湧き層の中央に幅3ブロックの水路を掘りましょう。
深さ2、幅3の水路(途中で一段下げ)の水路を処理装置に接続すれば、それだけでスライムが勝手に水路に落ちて処理装置まで運ばれます。
ゴーレムよりは強制力が無くなることと、湧きのための床面積が狭くなるので効率はちょっと落ちますが、素材の節約という意味ではアリですね。
チェストの位置まで昇降用の穴を掘る
処理装置が完成したらアイテム回収用にチェストの位置まで昇降用の穴を掘りましょう。
1×1ではしごか足場ブロックを設置すればOKです。
湧きつぶしは半径54ブロックの円形範囲
装置が完成したら最後は湧きつぶしです。
ということで、湧きつぶしのついでに今回の設計の原理も説明していきましょう。
ちょっと話が長くなりますが最後までお付き合いくださいw
簡易スライムトラップは地表判定の8体のみ活用
モンスターの湧きには『密度上限範囲』というものが決められています。
密度上限範囲とは、湧き地点を含むチャンクを中心とした9×9チャンクの正方形。
この中に、地表判定で8体、地下判定で8体のモンスターが湧くことが出来ます。
POINT
地表判定とは英語で「Surface」。XZ座標が同一の場所においてY座標が最も高い位置にある湧き対象のブロックを地表として認識し、ここでスポーンしたモンスターは地表判定を持つことになります。
地下判定とは英語で「Cave」。地表として認識されたブロックより低い位置にある湧き対象のブロックは地下として認識され、ここでスポーンしたモンスターは地下判定を持つことになります。
なお、湧き対象のブロックとは『不透過ブロックとその上の空間がセットになったモンスターが湧くことのできるブロック』を指します。
そのため、ガラスや下付きハーフブロックで湧きつぶししたブロックは湧き対象のブロックではなくなり、地表地下の判定を失います。(湧くための空間が無いため)
ただし、松明や日光での湧きつぶしは空間が確保されたうえでの明るさによる湧きつぶしのため地表地下判定を保持します。
今回の簡易スライムトラップは露天した湧き層が一層なので、湧くスライムは地表判定。
密度上限範囲内に湧くことのできる地表判定のモンスターは8体なので、このトラップでは最大8体のスライムを湧かせることが出来ます。(処理すれば次々と湧きます)
ただし、この8体という枠は9×9チャンクの中の他のモンスターも合算して考えるため、スライムトラップの湧き層以外の地表は松明で湧きつぶししておく必要があります。
※地下判定の8体は活用していないため、地下全体の湧きつぶしは不要です。
9×9チャンクの湧きつぶしは大変なので・・・
9×9チャンクは、ブロック数で言えば144×144=20,736。
約2万ブロックの湧きつぶしはさすがに大変なので、湧きつぶしの範囲を最小限に抑えるために今回は『難易度リセット』を使用します。
POINT
難易度リセットとは、私が勝手に使っている造語です。
意味としては、難易度をピースに設定して周囲のモンスターを排除し、再度任意の難易度に戻すこと。
自分の待機場所を決めたうえで難易度リセットを実行することにより、敵が湧くのはプレイヤーを中心とした半径54ブロックの円形に限られます。
(地下も含めれば球状ですが、今回は地表判定のみのトラップのため円形。)
これで湧きつぶし範囲はグッと狭まりますね。
待機場所は湧き層から25ブロック以上離れた地点なので、掘った穴の周辺でOK(おそらくY=70前後の地表ですよね)。
そこを中心に半径54ブロックの範囲を松明で照らしましょう。
なお、範囲内の木は焼き払い、水は枯らしておきましょう。
モンスターが潜みやすい場所はしっかりと潰して置くことが大切です。
また待機場所には屋根を設置し、落雷とファントムから身を守りましょう。
稼働の際は必ず待機場所で難易度リセット
プレイヤーが歩き回ればあちこちでモンスターが湧くことになりますので、このトラップを稼働させる場合は必ず『待機場所に立って難易度リセット』を行ってください。
あとは移動せずに放置しておけばOKです。
湧きつぶしが甘くてスライムの湧きがどんどん少なくなっていく場合は、湧きつぶしを強化するorこまめに難易度リセットすればOK。
難易度リセットを使用したくない方は9×9チャンクすべてを湧きつぶししてもOKですよ。
以上で簡易スライムトラップは完成です。
動画でもアップしてますので文章でわかりづらいところはこちらでチェックしてください。
ザックリ検証した結果としては、30分放置で約230個のスライムボールが入手できました。
もっと高効率のスライムトラップを作りたい場合は地下まですべて湧きつぶしし、湧き層を縦に重ねましょう。
ただし広範囲の露天掘りは膨大な時間と労力を消費しますので、それなりの覚悟が必要ですw